プロバイダのインストール

Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Terraformプロバイダを使用するには、TerraformとOCI Terraformプロバイダの両方をインストールする必要があります。yumを使用してTerraformとOCI Terraformプロバイダの両方をインストールすることも、それらをHashiCorp社から直接ダウンロードすることもできます。

Government Cloudのお客様は、「FIPS互換性の有効化」にあるインストールと構成のステップに従う必要があります。

ヒント

Oracle Cloud Development Kit: リソース・マネージャを使用して、Oracle Cloud Development Kitをコンパートメントのコンピュート・インスタンスに事前にインストールできます。Oracle Cloud Development Kitには、TerraformおよびOCI Terraformプロバイダが含まれ、必要な認可が事前構成されています。

Oracle Linux Cloud Developerイメージ: Terraformプロバイダは、Oracle Linux Cloud Developerプラットフォーム・イメージに事前にインストールされています。詳細は、「Oracle Linux Cloud Developer」を参照してください。

ダウンロードしてインストールした後、TerraformがOCIリソースと対話できるようにTerraformプロバイダを構成する必要があります。

プロバイダのインストールと使用の前提条件

  • Terraformプランを実行するのに十分なユーザー資格証明を持っているOracle Cloud Infrastructure (OCI)アカウント。
  • そのアカウントのユーザー。
  • 必要なキーとOCI ID (OCID)。ガイダンスは、必要なキーとOCIDを参照してください。
  • オペレーティング・システムに対して適切なTerraformバイナリ・ファイル。Terraformバージョン0.12.20以上を使用することをお薦めします。

HashiCorp社からのインストール

TerraformおよびOCI Terraformプロバイダは、HashiCorp社から直接ダウンロードできます。

Terraformのダウンロードとインストール

Terraformは、HashiCorp社のダウンロード・ページから直接ダウンロードできます。システムに適したバイナリ・ファイルをダウンロードしてください。

プロバイダのダウンロードとインストール

OCI Terraformプロバイダの最新バージョンを使用するには、provider "oci" { ...構成ブロックのある構成ファイルを含むディレクトリからterraform initを実行します。プロバイダは自動的にダウンロードされます。Terraform構成では、OCI Terraformプロバイダの特定のバージョンを指定することもできます。

選択した場所にTerraformプロバイダを直接ダウンロードすることもできます。

yumを使用したインストール

Oracle Linux 7またはOracle Linux 8を実行している場合は、yumを使用して、Oracle Public Yum ServerからTerraformおよびOCI Terraformプロバイダをインストールできます。

  1. ご使用のOracle Linuxのバージョンに応じて、次のいずれかのコマンドで、Oracle Linux開発者リポジトリを有効にします:

    sudo yum-config-manager --enable ol7_developer
    sudo yum-config-manager --enable ol8_developer
  2. リポジトリを有効にしたら、yumを使用してTerraformをインストールします:

    sudo yum install terraform
  3. Terraformをインストールしたら、Oracle Linuxマシンから次のyumコマンドを実行して、OCI Terraformプロバイダをインストールします:
    sudo yum install terraform-provider-oci

Terraformインストールのテスト

ターミナル・ウィンドウを開き、次のコマンドを実行してインストールをテストします:

terraform -v