ロード・バランサ・ルール・セットのクライアント証明書の転送

クライアント証明書がロード・バランサにリクエストを作成し、証明書を提供するときに、バックエンド・サーバーにクライアント証明書を転送する方法について学習します。

クライアント証明書の転送を機能させるには、ロード・バランサのリスナーで「ピア証明書の検証」オプションを有効にする必要があります。このオプションは、最初にリスナーを作成するとき、または既存のリスナーを編集するときに有効にします。「ピア証明書の検証」オプションの詳細は、「リスナーの作成」を参照してください。

クライアント証明書を転送するには:

  1. ロード・バランサ・ルール・セットの作成の説明に従って、ルール・セットを作成します。
  2. 「ルール・セットの作成」パネルで、「リクエスト・ヘッダー・ルールの指定」を選択します。
  3. 「リクエスト・ヘッダー・ルール」セクションで、次の手順を実行します。
    1. アクション: 「リクエスト・ヘッダーの追加」を選択します。
    2. ヘッダー: ヘッダーの名前を指定します。
    3. : 次の表に示すユースケースのいずれかに従って、ヘッダー値を入力します。
      サポートされているヘッダー・ルール・タイプ
      ヘッダー値 説明
      {oci_lb_client_cert} 確立されたSSL接続用にPEM形式でクライアント証明書を転送します。各行は、最初の行を除き先頭にtab文字が付加されます。
      {oci_lb_client_cert_apache_compatible} PEM形式でクライアント証明書を転送し、確立されたSSL接続用の証明書から\nを削除します。
      {oci_lb_client_cert_url_encoded} 確立されたSSL接続用にPEM形式(URLエンコード済)でクライアント証明書を転送します。
  4. ロード・バランサのリスナーの説明に従って、新しいリスナーの作成時または既存のリスナーの編集時に、対応するHTTPリスナーにルール・セットをアタッチします。
  5. 「リスナーの作成」または「リスナーの編集」パネルの「ルール・セット」セクションで、前に作成したルール・セットを選択します。
  6. 変更を保存します。