要塞のセッションへの接続

このトピックでは、要塞セッションに接続する方法を説明します。

要塞セッションを作成および管理する方法の詳細は、「要塞のセッションの管理」を参照してください。要塞の作成および管理の詳細は、「要塞の管理」を参照してください。

要塞はオラクル社が管理するサービスです。要塞を使用して、その他のプライベート・リソースへのアクセスを可能にするSecure Shell (SSH)セッションを作成します。ただし、SSHを使用して要塞に直接接続し、従来のホストと同様に、管理またはモニターすることはできません。

要塞セッションに接続する場合は、要塞の保護で説明されているSSHのベスト・プラクティスに従うことをお薦めします。

次のタイプのセッションに接続できます。

必要なIAMポリシー

Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者からポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されている必要があります。コンソールまたは(SDK、CLIまたはその他のツールを使用した) REST APIのどれを使用しているかにかかわらず、このアクセス権が必要です。権限を持っていない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、持っているアクセス権のタイプと作業しているコンパートメントを管理者に確認してください。

すべての要塞機能を使用するには、次の権限が必要です:

  • 要塞、セッションおよびネットワークの管理
  • コンピュート・インスタンスの読取り
  • コンピュート・インスタンス・エージェント(Oracle Cloud Agent)・プラグインの読取り
  • 作業リクエストの検査
サンプルのポリシー:
Allow group SecurityAdmins to manage bastion-family in tenancy
Allow group SecurityAdmins to manage virtual-network-family in tenancy
Allow group SecurityAdmins to read instance-family in tenancy
Allow group SecurityAdmins to read instance-agent-plugins in tenancy
Allow group SecurityAdmins to inspect work-requests in tenancy
ポリシーの詳細な情報とその他の例は、「要塞のIAMポリシー」を参照してください。

ポリシーを初めて使用する場合は、ポリシーの開始および共通ポリシーを参照してください。

要塞からのネットワーク・アクセスの許可

ターゲット・リソースが作成されたVCN (仮想クラウド・ネットワーク)では、ターゲット・ポートの要塞からの受信ネットワーク・トラフィックを許可する必要があります。

たとえば、セッションを使用して、IPアドレス192.168.0.99の要塞からコンピュート・インスタンスのポート8001に接続する場合、インスタンスへのアクセスに使用されるサブネットは、ポート8001192.168.0.99からのイングレス・トラフィックを許可する必要があります。

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「アイデンティティとセキュリティ」をクリックします。「要塞」をクリックします。
  2. 「リスト範囲」「コンパートメント」リストで、要塞が作成されたコンパートメントの名前をクリックします。
  3. 要塞の名前をクリックします。
  4. プライベート・エンドポイントIPアドレスをコピーします。
  5. 「ターゲット・サブネット」をクリックします。

    ターゲット・リソースが、このVCNへのアクセスに要塞で使用されているものとは異なるサブネット上にある場合は、ターゲット・リソースのサブネットを編集します。

  6. 「サブネットの詳細」ページで、このサブネットに割り当てられている既存のセキュリティ・リストをクリックします。

    また、セキュリティ・リストを作成して、このサブネットに割り当てることも可能です。

  7. 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。
  8. 「ソースCIDR」に、要塞のプライベート・エンドポイントIPアドレスが含まれるCIDRブロックを入力します。

    たとえば、CIDRブロック<bastion_private_IP>/32に含まれているのは、要塞のIPアドレスのみです。

  9. 「IPプロトコル」で、「TCP」を選択します。
  10. 「宛先ポート範囲」に、ターゲット・リソースのポート番号を入力します。

    管理対象SSHセッションの場合は、ポート22を指定します。

  11. 「イングレス・ルールの追加」をクリックします。

詳細は、「セキュリティ・リスト」を参照してください。