Exadata Cloud Serviceインスタンスのスケーリング

このトピックでは、Exadata Cloud Serviceインスタンスで使用可能なスケーリング・オプションについて説明します。

Exadata Cloud Serviceインスタンス内のCPUコアのスケーリング

Exadata Cloud Serviceインスタンスでより多くのコンピュート・ノードの処理能力が必要な場合は、次のようにシステム内のすべてのノード間で有効なCPUコアの数を対称的にスケール・アップできます:

X8Mのフレキシブル・インフラストラクチャ・システム: クラウドVMクラスタに現在プロビジョニングされているデータベース・サーバー数の倍数でCPUコアをスケーリングできます。たとえば、6つのデータベース・サーバーがプロビジョニングされている場合は、6の倍数のCPUコアを追加できます。プロビジョニング時に、X8Mシステムには2つのデータベース・サーバーがあります。X8Mシステムへのコンピュート・リソースおよびストレージ・リソースの追加の詳細は、Exadata X8Mコンピュートおよびストレージのスケーリングを参照してください。

非X8M固定シェイプ・システム: ベース・システムかX7またはX8クォータ・ラックの場合は、2つのデータベースのコンピュート・ノード間で2の倍数単位でスケーリングできます。X7またはX8ハーフ・ラックの場合、4つのデータベースのコンピュート・ノード間で4の倍数単位でスケーリングできます。X7またはX8フル・ラックの場合、8つのデータベースのコンピュート・ノード間で8の倍数単位でスケーリングできます。

非従量制のサービス・インスタンスでは、コンピュート・ノードの処理能力を一時的に変更したり(バースト)、より永続的にコンピュート・ノードの処理能力を追加できます。従量制のサービス・インスタンスの場合は、有効なCPUコア数を単純に変更できます。

CPUコアがゼロのExadata Cloud Serviceインスタンスをプロビジョニングすることも、プロビジョニング後にサービス・インスタンスをゼロ・コアにスケール・ダウンすることもできます。ゼロのコアの場合、システムをスケール・アップするまでは、課金されるのはインフラストラクチャに対してのみです。価格設定の詳細は、Exadata Cloud Serviceの価格設定を参照してください。

ヒント

OCPUスケーリング・アクティビティはオンラインで実行され、停止時間はありません。

構成ごとのCPUコアの詳細は、Exadataシェイプ構成を参照してください。システムをスケーリングする方法については、Exadata Cloud ServiceクラウドVMクラスタまたはDBシステムでCPUコアをスケーリングするにはを参照してください。

Exadata X8Mコンピュートおよびストレージのスケーリング

フレキシブルX8Mシステム・モデルは、バックアップまたはData Guardを使用してデータベースを移行する必要なく、簡単にスケーリングできるように設計されています。X8Mサービス・インスタンスは、コンソールクラウドExadataインフラストラクチャの詳細ページでスケーリングできます。クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースにデータベース・サーバーまたはストレージ・サーバーを追加した後、新しくプロビジョニングされたCPUまたはストレージ・リソースを利用するために、関連するクラウドVMクラスタに増加した容量を追加する必要があります。VMクラスタにデータベース・サーバーを追加した後、Exadata Cloud ServiceクラウドVMクラスタまたはDBシステムでCPUコアをスケーリングするにはの説明に従って新しいCPUコアを割り当てることができます。VMクラスタにストレージ・サーバーを追加した後、新しいストレージを利用するためにそれ以上のアクションを実行する必要はありません。

ノート

  • Exadata X8Mシェイプでは、既存のX8Mインスタンスからのストレージまたはデータベース・サーバーの削除はサポートされていません。
  • Oracle Data Guardまたは顧客管理キー(OCIVaultサービスを使用して格納および管理される暗号化キー)を使用して構成されたOCI Exadata Cloud Serviceデータベースの場合、データベースは現在、Exadataインフラストラクチャに追加された追加のコンピュート・ノードを利用できません。
  • ノードのサブセット化を使用するOCI Exadata Cloud Service VMクラスタ(つまり、専用のExadataインフラストラクチャ・インスタンスで使用可能なすべてのノードのサブセットのみを使用するようにクラスタが構成されている)の場合、現在VMクラスタにコンピュート・ノードを追加することはできません。

X8Mシステムの詳細は、X8M Scalable Exadata Infrastructureの概要を参照してください。

コンピュートおよびストレージ・リソースをフレキシブル・クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースに追加するには

このタスクでは、Oracle Cloud Infrastructureコンソールを使用してフレキシブル・クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースをスケーリングする方法について説明します。現在、データベース(コンピュート)およびストレージ・サーバーを既存のサービス・インスタンスに追加できるのは、Oracle Cloud InfrastructureのExadata X8Mシステムのみです。

  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」をクリックし、「Oracle CloudのExadata」をクリックします。
  2. 「Oracle CloudのExadata」で、「Exadataインフラストラクチャ」をクリックします。
  3. クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースのリストで、スケーリングするリソースの名前をクリックします。
  4. 「インフラストラクチャのスケーリング」をクリックします。
  5. データベース・サーバーの追加: インフラストラクチャ・リソースにコンピュート・サーバーを追加するには、「データベース・サーバー」ラジオ・ボタンを選択し、「データベース・サーバー」フィールドに追加するサーバーの数を入力します。

    ストレージ・サーバーの追加: インフラストラクチャ・リソースにストレージ・サーバーを追加するには、「ストレージ・サーバー」ラジオ・ボタンを選択し、「データベース・サーバー」フィールドに追加するサーバーの数を入力します。
  6. 「スケール」をクリックします。
ヒント

インフラストラクチャのスケーリング後、Exadata Cloud Serviceインスタンスで追加のCPUおよびストレージ・リソースを使用する前に、新しい容量をクラウドVMクラスタに追加する必要があります。

クラウドVMクラスタにデータベース・サーバーまたはストレージ・サーバーの容量を追加するには

サービス・インスタンスにデータベース(コンピュート)またはストレージ・サーバーを追加してフレキシブル・クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースをスケーリングした場合は、追加のリソースを利用するためにクラウドVMクラスタに容量を追加する必要があります。このトピックでは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)コンソールを使用してクラウドVMクラスタに新しい容量を追加する方法について説明します

ノート

  • Oracle Data Guardまたは顧客管理キー(OCIVaultサービスを使用して格納および管理される暗号化キー)を使用して構成されたOCI Exadata Cloud Serviceデータベースの場合、データベースは現在、Exadataインフラストラクチャに追加された追加のコンピュート・ノードを利用できません。
  • ノードのサブセット化を使用するOCI Exadata Cloud Service VMクラスタ(つまり、専用のExadataインフラストラクチャ・インスタンスで使用可能なすべてのノードのサブセットのみを使用するようにクラスタが構成されている)の場合、現在VMクラスタにコンピュート・ノードを追加することはできません。
  1. ナビゲーション・メニューを開きます。「Oracle Database」をクリックし、「Oracle CloudのExadata」をクリックします。
  2. 「Oracle CloudのExadata」で、「Exadata VMクラスタ」をクリックします。
  3. クラウドVMクラスタのリストで、容量を追加するクラスタの名前をクリックします。
  4. 「VMクラスタ詳細」ページで、「VMクラスタのスケーリング」をクリックします。
  5. クラウドExadataインフラストラクチャ・リソースのスケーリングの結果として使用可能な追加容量がある場合、「VMクラスタのスケーリング」パネルの上部にあるバナーに、VMクラスタで使用可能な追加容量のタイプと量を示すメッセージが表示されます。「容量を追加」ボックスを選択します。
  6. クラウドVMクラスタに追加する容量のタイプに応じて、「データベース・サーバーの追加」または「ストレージの追加」ラジオ・ボタンのいずれかを選択します。
  7. 「更新」をクリックします。クラウドVMクラスタは「更新中」状態になります。容量が正常に追加されると、クラスタは「使用可能」状態に戻ります。
ヒント

クラスタにデータベース・サーバーを追加した場合は、「VMクラスタのスケーリング」ボタンを再度クリックすると、クラスタが「使用可能」状態になった後で新しいCPUコアを割り当てることができます。クラウドVMクラスタへのCPUコアの追加の詳細は、Exadata Cloud ServiceクラウドVMクラスタまたはDBシステムでCPUコアをスケーリングするにはを参照してください。

X6、X7およびX8 Exadata DBシステム構成のスケーリング

容量の多いシェイプに移動してExadata X6、X7またはX8 Exadata Cloud Serviceインスタンスをスケーリングすると、増加するワークロードのニーズに対応できます。これは、データベース・デプロイメントで次が必要な場合に有効です:

  • 現在のシステム構成のキャパシティを超えた処理能力。
  • 現在のシステム構成のキャパシティを超えたストレージ容量。
  • 使用可能なコンピュート・ノードの数を増やすことにより提供できるパフォーマンス向上。
  • 使用可能なExadata Storage Serverの数を増やすことで提供できるパフォーマンス向上。

ワークロードをより大きな固定シェイプ(X7およびX8ハードウェア・シェイプ)に移動したり、フレキシブルX8Mシェイプに移動して、ワークロードの増加に応じてコンピュートおよびストレージ・リソースを簡単に拡張できます。

Exadata Cloud Serviceインスタンス間でのデータベース・デプロイメントの移動を支援するために、より多くの容量を持つ別のサービス・インスタンスにバックアップをリストアするか、より多くの容量を持つサービス・インスタンスでデータベースのData Guardアソシエーションを作成してから、新しいスタンバイ・データベースがプライマリ・ロールを引き継ぐようにスイッチオーバーを実行できます。プロセスを開始するには、Oracleに連絡してサービス制限の引上げをリクエストし、データベースが必要とする、より大きいサービス・インスタンスをプロビジョニングできるようにします。