非CDBの切断/接続

この方法は、オンプレミス・プラットフォームがリトル・エンディアンで、オンプレミス・データベースとOracle Cloud Infrastructure Databaseのデータベースに互換性のあるキャラクタ・セットと各国語キャラクタ・セットがある場合のみ使用できます。

切断/接続方法を使用すると、Oracle Database 12cの非CDBデータベースを、データベース・サービスのデータベース・デプロイメント上のOracle Database 12cデータベース内のPDBに移行できます。この方法では、いくつかの非CDBデータベースをデータベース・サービスの1つのOracle Database 12cマルチテナント・データベースに統合できます。

切断/接続方法を使用して、Oracle Database 12c非CDBデータベースを、データベース・サービス・デプロイメント上のOracle Database 12cデータベースに移行するには、次のタスクを実行します:

  1. オンプレミス・データベース・ホストで、SQL*Plusを起動し、オンプレミス・データベースをREAD ONLYモードに設定します。

  2. オンプレミス・データベース・ホストで、DBMS_PDB.DESCRIBEプロシージャを実行して、クラウド・データベースに組み込まれるデータファイルのリストを含むXMLファイルを生成します。

  3. セキュア・コピー・ユーティリティを使用して、XMLファイルとデータファイルをデータベース・サービスのコンピュート・ノードに転送します。

  4. データベース・サービスのコンピュート・ノードで、SQL*Plusを起動し、CREATE PLUGGABLE DATABASEコマンドを実行してデータベースをCDBに接続します。

  5. データベース・サービスのコンピュート・ノードで、$ORACLE_HOME/rdbms/admin/noncdb_to_pdb.sqlスクリプトを実行して、新しいPDBのSYSTEM表領域から不要なメタデータを削除します。

  6. データベース・サービスのコンピュート・ノードで、ALTER PLUGGABLE DATABASE OPENコマンドを実行して新しいPDBを開きます。

  7. 必要に応じて、オンプレミス・データベース・ホストでSQL*Plusを起動し、オンプレミス・データベースをREAD WRITEモードに戻します。

詳細は、リリース12.2または12.1『Oracle Database管理者ガイド』非CDBを使用したPDBの作成を参照してください。