マウント・ターゲットの作成に失敗

ファイル・ストレージのマウント・ターゲットの作成は様々な理由で失敗することがあります。

次のような理由があります:

  • マウント・ターゲットの制限を超えました。

    デフォルトでは、各可用性ドメインは2つのマウント・ターゲットに制限されています。ファイル・システムとマウント・ターゲットの両方を同時に作成すると、ファイル・システムは正常に作成されますが、この制限が原因でマウント・ターゲットの作成が失敗する可能性があります。

    この制限を回避するには、前に作成したマウント・ターゲットを新しいファイル・システムで再利用します。1つのマウント・ターゲットを再利用して、ネットワークで使用可能なファイル・システムを必要な数だけ作成できます。
    • 新しいファイル・システムの作成時にマウント・ターゲットを再利用するには、「既存のマウント・ターゲットの選択」を選択します。ワークフローにより、選択した既存のマウント・ターゲットにファイル・システムの新しいエクスポートが作成されます。
    • 既存のファイル・システムでマウント・ターゲットを再利用するには、ファイル・システムに対する新しいエクスポートをマウント・ターゲット内に手動で作成する必要があります。詳細は、NFSエクスポートおよびエクスポート・オプションの作業を参照してください。
    適用可能な制限の一覧と制限の引上げをリクエストする手順は、サービス制限を参照してください。
  • サブネット内に使用可能なIPアドレスが十分ではありません。

    各マウント・ターゲットが機能するには、サブネット内に3つの内部IPアドレスが必要です:

    • IPアドレスのうち2つは、マウント・ターゲットの作成時に使用されます。高可用性フェイルオーバーに使用するマウント・ターゲットに対して3番目のIPアドレスを使用可能なままにしておく必要があります。
    • 3番目のIPアドレスは、フェイルオーバー中にマウント・ターゲットの新しいVNICを作成するために使用されます。元のプライマリIPアドレスは保持されます。
    • ファイル・ストレージ・サービスでは、高可用性フェイルオーバーに必要な3番目のIPアドレスを予約しません。
    • マウント・ターゲットがフェイルオーバー時に使用するのに十分な未割当てのIPアドレスを常に使用可能にするように注意してください。
    • マウント・ターゲットの作成に使用可能なIPアドレスが十分にないため、マウント・ターゲットの作成には、/30以下のサブネットを使用しないでください。