アプリケーション・パフォーマンスが期待どおりにならない

ファイル・ストレージのファイル・システム上のアプリケーションのパフォーマンスをトラブルシューティングする方法を学習します。

アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える要因はいくつかあります:

  • 使用可能な帯域幅

    インスタンス帯域幅がoCPUの数に応じてスケーリングされるため、ベア・メタルのコンピュート・インスタンスを使用することをお薦めします。ベア・メタルのコンピュート・インスタンスは、最大帯域幅を提供します。仮想マシン(VM)は、消費されるCPUの数に基づいて帯域幅が制限されます。単一のoCPU VMのコンピュート・インスタンスでは、最小の帯域幅が提供されます。

  • レイテンシ

    サブネットは、AD固有またはリージョナルです。ファイル・ストレージ・リソースの作成に選択したサブネットのタイプがレイテンシに影響する場合があります。どちらのタイプのサブネットにもファイル・ストレージ・リソースを作成できます。

    リージョナル・サブネットにより、コンピュート・インスタンスは、ADに関係なく、追加のルーティング構成を使用しないでサブネット内の任意のマウント・ターゲットに接続できます。ただし、レイテンシを最小化するには、AD固有のサブネットの場合と同様に、マウント・ターゲットをコンピュート・インスタンスと同じADに配置します。

    詳細は、VCNとサブネットを参照してください。

    ヒント

    インスタンスとマウント・ターゲットが同じ可用性ドメイン内にあることを確認する場合、「マウント・ターゲット情報」タブの「詳細」ページに、任意のマウント・ターゲットの可用性ドメインを表示できます。

    ファイル・システムは、常に、関連付けられたマウント・ターゲットと同じサブネットに存在します。

    また、「インスタンスの情報」タブの「詳細」ページには、インスタンス可用性ドメインも表示されます。

  • マウント・オプション

    rsizewsizeなどのマウント・オプションに明示的な値を提供しないことにより、クライアントとサーバーで、最高のパフォーマンスを発揮する読取り操作や書込み操作用にウィンドウ・サイズをネゴシエーションできます。