Windowsでの遅いデータ・コピーとLinuxでの同じデータのコピーの比較

ファイル・ストレージまたはWindowsインスタンスとの間で多数のファイルまたはディレクトリをコピーする場合、同じリソースおよびLinuxインスタンスを使用する同じファイルのコピーよりも時間がかかります。

原因: Windows NFSクライアントは、ファイル作成ごとにディレクトリ・スキャンを呼び出します。ディレクトリ・スキャン(READDIR NFSコール)により、全体のコピー時間が長くなります。これは予期される Windows NFS動作であり、Linux NFSクライアントの使用時には発生しません。

解決策: NFSReaddirレジストリ設定を編集して、READDIRコールを回避し、copyコマンドの効率を高めます。

  1. 「Windowsサーチ」をクリックします。
  2. 「検索」フィールドにregeditと入力し、[Enter]を押します。
  3. 「はい」をクリックして、デバイスへの変更を許可します。
  4. HKEY_LOCAL_MACHINEをクリックします。
  5. SOFTWARE\Microsoft\ClientForNFS\CurrentVersion\Users\Default\Defaults\NFSReaddirを参照します。
  6. NFSReaddirの値を0に設定します。
  7. インスタンスを再起動します。
注意

これはOSレベルのレジストリ設定の変更であるため、更新後もアプリケーションが引き続き正常に機能することをテストしてください。