ファンクションへのカスタム構成パラメータの引渡し

OCI Functionsを使用して実行中のファンクションにカスタム構成パラメータを渡す方法をご確認ください。

OCIファンクションにデプロイするファンクション内のコードには、通常、様々なパラメータの値が必要です。事前定義パラメータには、環境変数としてファンクションに使用できるパラメータがあります(「OCIファンクションによって移入される環境変数」を参照)。ただし、多くの場合、独自に定義したパラメータをファンクションで使用する必要があります。たとえば、データベースの読取りおよび書込みを行うファンクションを作成できます。このファンクションには、ユーザー名、パスワードおよびホスト名で構成されるデータベース接続文字列が必要です。ファンクションが呼び出された時にファンクションに渡されるパラメータとして、ユーザー名、パスワード、ホスト名を定義するとします。

OCI関数にデプロイされた関数にユーザー定義パラメータを渡すには、カスタム構成パラメータと呼ばれるキー/値のペアを作成します。次のようなカスタム構成パラメータを作成できます:

  • アプリケーション全体。つまり、アプリケーションのすべてのファンクションに渡されます
  • ファンクション固有。つまり、定義されている特定のファンクションに渡されます(ファンクション固有のパラメータは、同じ名前を持つアプリケーション全体のパラメータを上書きします)

作成したカスタム構成パラメータも環境変数として設定されます。

カスタム構成パラメータを作成するには、次を使用できます:

  • ファンクションのfunc.yamlファイルのconfig:セクション。ファンクション固有のカスタム構成パラメータを定義します
  • コンソールとFn ProjectのCLI。アプリケーション全体およびファンクション固有のカスタム構成パラメータの両方を定義します

OCI Functionsは、アプリケーション内のすべてのカスタム構成パラメータ(アプリケーション全体およびファンクション固有の両方)を、シリアルにエンコードされた単一の構成オブジェクトに結合し、最大許容サイズは4 Kbです。

その後、カスタム構成パラメータの値を変更すると、変更はほぼ即時に適用されますが、関数が次回起動されるまで変更は有効になりません。

コンソール、Fn ProjectのCLIおよびAPIを使用してファンクションに渡すカスタム構成パラメータを指定できます。「ファンクションに渡すカスタム構成パラメータの指定」を参照してください。