ユーザーのインポート

カンマ区切り値(CSV)ファイルを使用してユーザーをインポートします。

開始する前に:
ユーザーをインポートする前に、インポート・プロセス用に適切にフォーマットされたCSVファイルを作成します。インポート用のファイルを作成および準備するには、次のステップに従います。
  1. これらのサンプル・ファイルを開始ポイントとしてダウンロードします。

  2. 圧縮ファイルを抽出して、Users.csvファイルを開きます。

  3. オプション。インポート・プロセスに慣れるため、デモ・データのみのインポートを検討します。その後、不要なデモ・データを削除してから、実際のデータをインポートできます。
  4. Users.csvファイルのデモ・データを確認して削除します。

  5. Users.csvファイルを使用して、インポート・ファイルを作成します。Users.csvファイルは、表形式(行および列)の単純なテキスト・ファイルです。ファイルの最初の行で、表の列(フィールド)を定義します。

    ノート

    • ユーザー・インポート・ファイルの最大行数は100,000以下に、インポート・ファイル・サイズは52MB以下にする必要があります。

    • 少なくとも、ファイルには次の列見出しが必要で、これらの列のフィールドは一意である必要があります。
      • ユーザーID

      • 勤務先電子メール

      • プライマリ電子メール

      • プライマリ電子メール・タイプ

    • アカウントごとに新しい行を作成して、各列(フィールド)にデータを入力します。各行は1つのレコードに相当します。

    • インポートするユーザーの電話番号は、RFC 3966仕様の要件を満たしている必要があります。

    • ユーザーをインポートする場合、属性Recovery「プライマリ電子メール・タイプ」の有効な値の1つとして指定することはできません。「プライマリ電子メール・タイプ」の有効な値は、homeworkまたはotherです。

    • ユーザーがフェデレーテッド・アカウントを使用してサインインする場合は、そのユーザーの「フェデレーテッド」列をTRUEに設定する必要があります。フェデレーテッド・フラグがTRUEに設定されている場合、IAMはフェデレーテッド・ユーザーのパスワードを管理しません。これにより、IAMは、インポートされたこれらのユーザー・アカウントのパスワード変更を強制しなくなります。

    • アカウントが作成されたことをユーザーに通知しない場合は、それらのユーザーの「バイパス通知」列をTRUEに設定する必要があります。「バイパス通知」オプションは、ユーザーの作成または更新後に電子メール通知を送信するかどうかを決定します。

    • CSVファイルを作成する場合、Microsoft ExcelやGoogle Sheetsなどの標準的なスプレッドシート・アプリケーションを使用することも、メモ帳やTextPadなどのテキスト・エディタを使用することもできます。

  6. ファイルをUTF-8形式で保存します。ファイルをUTF-8形式で保存すると、英語以外の文字が正しく表示されます。
    1. メモ帳などのテキスト・エディタでCSVファイルを開きます。
    2. UTF-8エンコーディングでファイルを保存します。
    ノート

    ファイルをUTF-8エンコーディングのCSV形式で保存していない場合はインポートが失敗します。
ユーザーをインポートするには、次のステップに従います。
  1. ナビゲーション・メニューを開き、「アイデンティティとセキュリティ」をクリックします。「アイデンティティ」で、「ドメイン」をクリックします。作業するアイデンティティ・ドメインの名前をクリックします。必要なドメインを見つけるには、コンパートメントの変更が必要になる場合があります。次に、「ユーザー」をクリックします。
  2. 「他のアクション」メニューから、「ユーザーのインポート」をクリックします。
  3. 「ユーザーのインポート」ウィンドウで、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、 「1つを選択」をクリックしてファイルを参照します。
  4. 「インポート」をクリックします。
    ユーザーの名、姓、ユーザー名などの必須値がユーザー・アカウントに見つからない場合、そのアカウントはインポートされず、CSVファイル内の次のユーザー・アカウントが評価されます。
  5. ジョブの完了後、ジョブの結果を確認します。
    • ジョブをすぐに処理できる場合は、ダイアログ・ボックスにインポート・ジョブのジョブIDとリンクが表示されます。リンクをクリックし、「ジョブ」ページで詳細を確認します。
    • ジョブをすぐに処理できない場合は、スケジュールIDが含まれるメッセージが表示されます。そのスケジュールIDをコピーし、それを使用して「ジョブ」ページでジョブを検索します。処理が完了するとジョブが表示されます。
    ヒント

    ジョブIDは、インポートまたはエクスポートされる各ファイルに監査目的で割り当てられます。
  6. 必要に応じて、「ジョブ」ページに移動し、参照するジョブを検索して開きます。
    インポートしたユーザーの名、姓、電子メール・アドレス、ユーザー名およびステータスが表に表示されます。
    ノート

    ユーザー・アカウントをインポートできる場合は、新しいアカウントをインポートしたか、既存のアカウントを変更したかに応じて、ステータスに対して「作成に成功しました」または「更新に成功しました」リンクが表示されます。アカウントの詳細を表示するには、リンクをクリックします。

    ユーザー・アカウントをインポートできない場合は、ステータスに対して「作成に失敗しました」または「更新に失敗しました」リンクが表示されます。アカウントまたは変更をインポートできない理由に関する情報を表示するには、リンクをクリックします。

  7. 「Jobs」ページで詳細をレビューします。
エラーのCSVファイルをローカル・マシンにダウンロードするには、ジョブ・エラーのエクスポートを参照してください。