Vaultキーおよびキー・バージョンのインポート
インポートしたキー マテリアルを使用すると、Vaultサービスでそのコピーを使用できるようにしながら、キー マテリアルの責任を引き続き負います。
- 要件に基づいてツールまたはソースによって生成されたキー・マテリアルを使用します。
- 他のクラウド・システムやオンプレミス・システムで使用するのと同じ主要資料を使用します。
- キー・マテリアル、その有効期限および削除をVaultサービスで管理します。
- 耐久性を高め、リカバリを目的として、Oracle Cloud Infrastructure外部の主要な資材を所有および管理します。
キー・タイプ | サポートされているキー・サイズ |
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対称キー: Advanced Encryption Standard (AES)アルゴリズムベースの対称キーは、暗号化または復号化に使用されます。 | 次のいずれかの長さのAESキーをインポートできます。
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非対称キー: Rivest-Shamir-Adleman (RSA)アルゴリズムベースの非対称キーは、暗号化、復号化、署名または検証に使用されます。 | 次のいずれかの長さのRSAキーをインポートできます。
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楕円曲線暗号デジタル署名アルゴリズム(ECDSA)ベースの非対称キーはインポートできません。
ラッピング・キーは、Vaultの作成時に作成され、ボールト専用です。ただし、ラッピング・キーを作成、削除またはローテーションすることはできません。
また、CLIを使用して新しい外部キーまたは外部キー・バージョンを作成する場合は、キー・マテリアルがbase64でエンコードされている必要があります。
必須IAMポリシー
ボリューム、バケット、ファイル・システム、クラスタおよびストリーム・プールに関連付けられたキーは、ブロック・ボリューム、オブジェクト・ストレージ、ファイル・ストレージ、Kubernetesエンジンおよびストリーミングがユーザーにかわってキーを使用することを認可しないかぎり機能しません。さらに、ユーザーがキーの使用方法をこれらのサービスに委任することを最初に認可する必要もあります。詳細は、共通ポリシーのユーザー・グループによるコンパートメントでのキーの使用の委任および暗号化キーを有効にするポリシーの作成を参照してください。データベースに関連付けられているキーは、テナンシ内のキーを管理するためにDBシステム内のすべてのノードを含む動的グループを認可しないかぎり機能しません。詳細は、Exadata Cloud Serviceで必要なIAMポリシーを参照してください
Oracle Cloud Infrastructureを使用するには、管理者からポリシーでセキュリティ・アクセス権が付与されている必要があります。コンソールまたは(SDK、CLIまたはその他のツールを使用した) REST APIのどれを使用しているかにかかわらず、このアクセス権が必要です。権限を持っていない、または認可されていないというメッセージが表示された場合は、持っているアクセス権のタイプと作業しているコンパートメントを管理者に確認してください。
管理者向け: ボールト、キーおよびシークレットへのアクセス権を付与する一般的なポリシーについては、セキュリティ管理者によるボールト、キーおよびシークレットの管理を参照してください。権限の詳細、またはより詳細なポリシーを記述する方法については、ボールト・サービスの詳細を参照してください。
開始する前に
自分のキーを持ち込むには、インポートする前にRSA - Optimal Asymmetric Encryption Padding (OAEP)を使用してキー・マテリアルをラップする必要があります。鍵データを変換すると、非公開RSAラッピング鍵を所有しているハードウェアセキュリティーモジュール(HSM)のみで鍵をラップ解除できるようにすることで、保護層が追加されます。
キー・タイプ | サポートされるラップメカニズム |
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対称キー(AES) |
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非対称キー(RSA) | RSA_OAEP_AES_SHA256 (SHA-256ハッシュおよび一時AESキーを含むRSA-OAEP) |
MacOSまたはLinuxを使用している場合、コマンドを実行するにはOpenSSL 1.1.1シリーズをインストールする必要があります。RSA_OAEP_AES_SHA256
ラッピングを使用する場合は、それをサポートするOpenSSLパッチもインストールする必要があります。「キー・マテリアルをラップするためのOpenSSLパッチの構成」を参照してください。Windowsを使用している場合は、Git Bash for Windowsをインストールしてコマンドを実行する必要があります。