ログの作成
Oracle Cloud Infrastructure (OCI)サービスのパフォーマンスおよびアクセス方法を示す重要な診断情報を含むログを作成します。
ログ・グループは、ログを編成するための論理コンテナです。ログは、常にログ・グループ内に存在する必要があります。ログを作成する前に、ログ・グループを作成する必要があります。
ログおよびその操作に必要な権限の詳細は、ログ・グループ管理を参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」を選択します。「ロギング」で、「ログ」を選択します。
- 操作が許可されているコンパートメントを選択します。
- 「カスタム・ログの作成」を選択します。
- 「カスタム・ログの作成」ページで、カスタム・ログの名前を入力します。機密情報を入力しないでください。
- ログインを作成するコンパートメントを選択します。
- 「ログ・グループ」で、カスタム・ログを配置するための既存のログ・グループを選択するか、作成します。
- (オプション)「タグ」セクションで、1つ以上のタグをログに追加します。
リソースを作成する権限を持つ場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを適用する権限もあります。定義済タグを適用するには、タグ・ネームスペースを使用する権限を持つ必要があります。タグ付けの詳細は、リソース・タグを参照してください。タグを適用するかどうかがわからない場合は、このオプションをスキップするか、管理者に問い合せてください。タグは後で適用できます。
- 「追加オプションの表示」を選択し、ログを保持する期間を30日単位で最大180日間まで選択します:ノート
保持期間を6か月から1か月に変更すると、1か月より古いすべてのログにアクセスできなくなります。たとえば、1か月から6か月に変更した場合、ログは1か月後に使用できず、6か月の古いログは使用できません。
さらに、ログが使用できなくなる将来の日時は、ログを作成した正確な日時に基づきます。たとえば、7月21日の15:05 UTCに3か月の保存期間でログを作成した場合、10月19日の15:05にログは検索できなくなります。
- 「次へ」を選択します。
- 「エージェント構成の作成」ページで、関連するログ・データのパラメータを定義するための新しい構成(デフォルト)を作成するか、後でそれを追加します。エージェント構成では、構成が適用されるインスタンス(ホスト・グループ)、取得されるログ・ファイル、および使用されるパーサー(存在する場合)を定義します(ログ入力の構成)。
- 「新規構成の追加」を選択した場合は、次のステップに進みます。
- 「後で構成を追加」を選択した場合は、このタスクの最後のステップにスキップします。
- 構成の名前と説明を入力します。機密情報を入力しないでください。
- 構成を作成するコンパートメントを選択します。
- この構成に適用するVMを定義する「ホスト・グループ」で、「グループ・タイプ」リストから次のいずれかのオプションを選択します。
- 動的グループ: 動的グループは、コンソールのIAM機能で作成できるインスタンスのグループを示します。詳細は、動的グループについてを参照してください。「グループ」リストから動的グループを選択します。
- ユーザー・グループ: ユーザー・グループは、コンソールのIAMグループ機能を参照します。詳細は、グループの管理を参照してください。「グループ」リストからユーザー・グループを選択します。
- グループをさらに追加するには、「ホスト・グループの追加」を選択します。
エージェント構成にグループ・タイプの組合せを追加できます。
ノート
構成ごとに最大5つのグループが許可され、ホストは最大5つの異なるグループに配置できます。 - 「エージェント構成」で、「ログ入力の構成」でログの形式(監視するログ)を定義します。「入力タイプ」リストからいずれかのオプションを選択し、関連する値を入力します。
- 「Windowsイベント・ログ」の場合、入力名を入力し、1つ以上のイベント・チャネルを選択します。
- 「ログ・パス」に、入力名と1つ以上のファイル・パスを入力します。たとえば、/<log_path>/<log_name>です。
複数のログ・ファイル・パスをカンマ(、)で区切って指定できます。詳細は、https://docs.fluentd.org/input/tail#pathを参照してください。
<source> @type tail tag 757261.oc_oslogs_linux path /var/log/.log,/var/log/.out,/var/log/dmesg,var/log/grubby,/var/log/messages*, var/log/secure,/var/log/auth,/var/log/acpid,/root/.bash_history pos_file /etc/unifiedmonitoringagent/pos/757261-oc_oslogs_linux.pos path_key tailed_path </source>
構成例:{{path C:\Program Files (x86)\<application>\<directory>*, C:\Program Files (x86)\<application>\<application_logs_directory>\<directory>* }}
「ログ入力の追加」を選択して、カスタム・ログ入力を追加します。
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「拡張パーサー・オプションの表示」を選択し、パーサーを選択してログの解析方法を指定します。一部のパーサーでは、選択したタイプによってはさらに入力が必要で、より多くのオプションがあります。
たとえば、JSONの場合は、リストから時間型の値を選択し、オプションでイベント時間とnullフィールド設定を指定できます。REGEXPでは、一致するログの正規表現を時間フォーマットとともに指定できます。詳細は、「ログ入力およびパーサー」を参照してください
重要
NONEパーサー・タイプは、特定のパーサー・タイプを指定しない場合でも必要です。 - 「作成」を選択します。
カスタム・ログ・オブジェクトが、関連付けられたエージェント構成(指定されている場合)とともに作成され、インスタンスからデータがプルされて、カスタム・ログ・オブジェクトにプッシュされます。
oci logging log createコマンドおよび必須パラメータを使用して、ログ・グループにログを作成します:
oci logging log create --display-name display_name --log-group-id log_group_ocid --log-type log_type [OPTIONS]
CLIコマンドのパラメータおよび変数オプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
CreateLog操作を実行して、ログ・グループにログを作成します。