ネットワーク・ロード・バランサ・メトリック

メトリックを設定および使用して、接続の数とタイプ、およびネットワーク・ロード・バランサによって管理されるデータの量を測定する方法について説明します。

ネットワーク・ロード・バランサ・サービス・メトリックは、接続の数とタイプ、およびネットワーク・ロード・バランサによって処理されるトラフィックの量をモニターするのに役立ちます。メトリック・データを使用して、ネットワーク・ロード・バランサおよびクライアントの問題を診断してトラブルシューティングすることができます。

OCIコンソールでメトリック・チャートのデフォルト・セットを表示するには、目的のネットワーク・ロード・バランサまたはバックエンド・セットに移動し、「メトリック」をクリックします。モニタリング・サービスを使用して、カスタム問合せを作成することもできます。

OCIコンソールからメトリックを表示するには:

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「ネットワーキング」をクリックして、「ロード・バランサ」をクリックします。

  2. リストからコンパートメントを選択します。

    そのコンパートメント内のすべてのロード・バランサおよびネットワーク・ロード・バランサが表形式でリストされます。

  3. (オプション)リストから状態を選択すると、その状態のロード・バランサのみが表示されます。

  4. (オプション)「タイプ」「ロード・バランサ」の選択を解除すると、ネットワーク・ロード・バランサのみが表示されます。

  5. メトリックを表示するネットワーク・ロード・バランサを選択します。

    「詳細」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 「リソース」の下の「メトリック」をクリックします。

    「メトリック」セクションが表示されます。

    メトリックが適用される開始および終了期間を指定できます。「オプション」リストから様々なコマンドおよび表示タイプを選択することもできます。

前提条件

  • IAMポリシー: リソースをモニターするには、コンソールを使用しているか、REST APIをSDK、CLIまたはその他のツールとともに使用しているかにかかわらず、管理者が記述したポリシーで必要なタイプのアクセス権が付与されている必要があります。ポリシーでは、モニタリング・サービスおよびモニター対象リソースへのアクセス権が付与されている必要があります。アクションを実行しようとしたときに、権限がないか認可されていないというメッセージが表示された場合は、付与されているアクセス権のタイプおよび作業するコンパートメントを管理者に確認してください。モニタリングのためのユーザー認可の詳細は、関連するサービス(モニタリングまたは通知)の「認証と認可」セクションを参照してください。
  • このページにリストされているメトリックは、作成したロード・バランサ、リスナーおよびバックエンド・セットで自動的に使用可能になります。これらのメトリックを取得するためにリソースのモニタリングを有効にする必要はありません。

使用可能なメトリック: oci_flexible_nlb

ネットワーク・ロード・バランサ・メトリックには、次のディメンションが含まれます:
RESOURCEID
メトリックが適用されるネットワーク・ロード・バランサ・リソースのOCID。
RESOURCENAME
メトリックが適用されるネットワーク・ロード・バランサ・リソースの表示名。

メトリック

メトリック表示名

単位

説明

ProcessedBytes

NLBによって処理されたバイト

バイト

ネットワーク・ロード・バランサによって処理されたTCP/IPヘッダーなどの合計バイト数。

ProcessedPackets

NLBによって処理されたパケット

件数

ネットワーク・ロード・バランサによって処理された合計パケット数。

IngressPacketsDroppedBySL

セキュリティ・リストによってドロップされたイングレス・パケット

件数

NLB宛てとしてネットワークから受信され、セキュリティ・ルール違反のためにドロップされたパケット。

EgressPacketsDroppedBySL

セキュリティ・リストによってドロップされたエグレス・パケット

件数

ネットワーク宛てとしてNLBにより送信され、セキュリティ・ルール違反のためにドロップされたパケット。

NewConnections

新規接続

件数

クライアントとバックエンドの間に確立された新規接続の合計数。

NewConnectionsTCP

新規TCP接続

件数

クライアントとバックエンドの間に確立された新規TCP接続の合計数。

NewConnectionsUDP

新規UDP接続

件数

クライアントとバックエンドの間に確立された新規UDP接続の合計数。

HealthyBackends 正常なバックエンドの数

件数

正常とみなされたバックエンドの数。

UnhealthyBackends

異常なバックエンドの数

件数

異常とみなされたバックエンドの数。