既存のコンパートメントからのインフラストラクチャの再作成

リソース・マネージャのリソース検出を使用して、既存のコンパートメントから既存のインフラストラクチャを再作成します。

リソース検出の詳細は、リソース検出を参照してください。

次の大まかな手順では、既存のコンパートメントからインフラストラクチャを再作成する方法を示します。詳細なステップにアクセスするには、提供されたリンクをクリックします。

  1. 再作成するリソースを含むコンパートメントからスタックを作成します。
  2. 生成されたTerraform構成ファイルをダウンロードします。
  3. vars.tfファイル(ダウンロードしたTerraform構成ファイル内の変数)を編集して、宛先compartment_ocidおよびregionを指定します。

    例:

    variable "compartment_ocid" {
      default = "ocid1.compartment.oc1..uniqueid"
    }
    variable "region" {
      default = "us-phoenix-1"
    }
  4. 宛先リージョンの可用性ドメインがソース・リージョンより多いか少ない場合は、vars.tfファイルを編集して、正しい数の可用性ドメインを指定します。

    たとえば、3つの可用性ドメインがあるリージョンからクローニングし、1つの可用性ドメインしかないリージョンにインフラストラクチャを再作成する場合は、2番目と3番目の可用性ドメインへの参照を削除します。

    3つの可用性ドメインを示す例:

    data oci_identity_availability_domain export_NzDH-EU-FRANKFURT-1-AD-1 {
      compartment_id = var.compartment_ocid
      ad_number      = "1"
    }
    data oci_identity_availability_domain export_NzDH-EU-FRANKFURT-1-AD-2 {
      compartment_id = var.compartment_ocid
      ad_number      = "2"
    }
    data oci_identity_availability_domain export_NzDH-EU-FRANKFURT-1-AD-3 {
      compartment_id = var.compartment_ocid
      ad_number      = "3"
    }

    1つの可用性ドメインを示す例:

    data oci_identity_availability_domain export_NzDH-EU-FRANKFURT-1-AD-1 {
      compartment_id = var.compartment_ocid
      ad_number      = "1"
    }
  5. 編集した構成ファイルを、2番目のスタックの作成時に参照する場所に格納します。
    構成ファイルは、zipファイル、フォルダ、Gitリポジトリ、またはスタックを作成するためのリソース・マネージャでサポートされているその他の場所に格納できます。Terraform構成の格納場所を参照してください。
  6. 編集した構成ファイルを使用して2つ目のスタックを作成します。
  7. (オプション)新しいスタックでプラン・ジョブを実行します。
  8. 新しいスタックで適用ジョブを実行します。
リソースは、指定されたコンパートメントおよびリージョンにクローニングされます。