自動タグのデフォルトの理解

タグのデフォルトを使用して、テナンシ内のリソースを管理します(プリンシパル名やリソース作成日付によるコストのトラッキングなど)。2019年12月17日より後に作成されたテナントでは、Oracle-Tagsタグ・ネームスペースと2つのタグ・デフォルトがルート・コンパートメントに自動的に追加されます。これらのタグのデフォルトは、次の値を持つすべてのリソースにタグを適用します: 

  • CreatedByタグ: このタグは、リソースを作成したプリンシパルの名前を自動的に記録するために使用されます。このタグはコスト追跡に使用されます。
  • CreatedOnタグ: このタグは、リソースが作成された日時を自動的に記録するために使用されます。

ユーザーがテナンシにリソースを作成すると、各タグがOCIによってリソースに追加され、タグ変数を使用して値が自動的に生成されます。変数の詳細は、タグ変数の使用を参照してください。

テナンシ管理者には、Oracle-Tagsタグ・ネームスペースを更新または削除する権限があります。Oracle-Tagsネームスペースが存在しない場合、リソースの作成時にCreatedByタグおよびCreatedOnタグは自動的に適用されません。

必須IAMポリシー

CreatedByおよびCreatedOnタグのデフォルトでは、ユーザーがtag-namespacesuseまたはmanage権限を持っている必要があります。詳細は、定義済タグの作業に必要な権限を参照してください。

重要

ユーザーがtag-namespacesuse権限またはmanage権限なしでコンソールでリソースを作成しようとすると、コンソールは「次のタグ・ネームスペース/キーが認可されていないか、見つかりません: 'oracle-tags'」というエラー・メッセージを返します。

ポリシーを初めて使用する場合は、アイデンティティ・ドメインの管理および共通ポリシーを参照してください。グループまたは他のIAMコンポーネントのポリシーの書込みの詳細は、アイデンティティ・ドメインのないIAMの詳細を参照してください。

自動タグのデフォルトの作業

コスト・トラッキング・タグ機能を使用して、使用状況を確認したり、リソースを日付でフィルタしたりできます。他のタグと同様に、リソースに自動的に適用されたタグの削除および更新を行うことができます。詳細は、コスト・トラッキング・タグの使用およびリソース・タグを参照してください。

これらのタグを自動的に再ソーシングする必要がなくなった場合は、Oracleによって作成されたタグのデフォルトを削除できます。タグのデフォルトはOracleで作成されたものですが、他と同様に管理できる通常のタグのデフォルトです。詳細は、タグのデフォルトの管理を参照してください。