データ・ローダー・タスクを使用したAutonomous AI Lakehouseへのデータ・ロード

データ・ローダー・タスクは、データの変換や、データ・レイクやその他のターゲット(Oracle Autonomous AI Lakehouseなど)へのロードに役立ちます。

ロードのためのソース・データを、1つのデータ・エンティティに設定することも、1スキーマ内の複数のデータ・エンティティに設定することもできます。

このチュートリアルでは:

単一のオブジェクト・ストレージ・データ・エンティティのデータを変換してAutonomous AI Lakehouseにロードするデータ・ローダー・タスクを作成します。
データ・ローダー・タスクをアプリケーションに公開します。
データ・ローダー・タスクを実行します。

開始する前に

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です:

データ統合ワークスペースへのアクセス権および作成済の関連ポリシー。データ統合への接続およびデータ・ソースへの接続を参照してください。
アップロードされたサンプル・データ。オブジェクト・ストレージ・ソースおよびAutonomous AI Lakehouseターゲット用に作成されたデータ・アセット。データ・ソースへの接続を参照してください。
作成されたプロジェクト。

1. データ・ローダー・タスクの作成

タブ・バーで、「開く」タブ(プラス・アイコン)を選択し、「プロジェクト」をクリックします。
「プロジェクト」ページで、DI_Labを選択します。
DI_Labプロジェクトの詳細ページで、サブメニューの「タスク」を選択します。
「タスク」ページで、「タスクの作成」、「データ・ローダー」の順に選択します。

データ・ローダー・タスクの作成ページが新しいタブで開きます。上部にある番号と名前が付けられたステップに従って構成を進めることができます。ステップを構成すると、ステップ・アイコンにチェック・マークが表示されます。ステップ間を移動するには、「次」または「前」を選択します。アイコンを選択して、構成済ステップに直接移動することもできます。
「データ・ローダー・タスクの作成」ページの「基本情報」ステップで、次を選択します:
項目選択
ソース・タイプファイル・ストレージ
ターゲット・タイプデータベース
ロード・タイプ 1つのデータ・エンティティ
タスクの「名前」に、Load Revenue Data into Data Warehouseと入力します。その後、「次」を選択して次のステップに移動します。

ステップを構成すると、「基本情報」ステップ・アイコンにチェック・マークが表示されます。

項目	選択
ソース・タイプ	ファイル・ストレージ
ターゲット・タイプ	データベース
ロード・タイプ	1つのデータ・エンティティ

「ソース」ステップで、次を選択します:

項目	選択
データ・アセット	Data_Lake
接続	デフォルトの接続
コンパートメント	サンプル・データ・ファイル(`REVENUE.CSV`)をアップロードしたバケットを含むコンパートメント
バケット	サンプルCSVファイルを含むオブジェクト・ストレージ・バケット。

「ファイル設定」で、次を選択します:
項目選択
ファイル・タイプ CSV
圧縮タイプ自動(デフォルト)
データにはヘッダーがありますチェックボックス
デリミタカンマ

残りのフィールドは、デフォルト設定のままにしておくことができます。
「使用可能なデータ・エンティティ」で、REVENUE.CSVチェック・ボックスを選択し、「ソースとして設定」を選択します。

REVENUE.CSVという名前が、「選択したデータ・エンティティ」の横に表示されます。
「作成」を選択して、タスクを保存し、編集を続行します。
「次」を選択して「ターゲット」ステップに進み、次を選択します:
項目選択
データ・アセット Data_Warehouse
接続デフォルトの接続
スキーマ BETA
「ステージングの場所」で、ターゲット・データ・アセットの作成時に設定されたデフォルトのステージングの場所を使用できます。

または、チェックボックスをクリアして別のオブジェクト・ストレージ・バケットを選択できます。
「ターゲット・データ・エンティティのロード設定」で、「新規データ・エンティティの作成」を選択します。

「挿入」はデフォルトの統合戦略です。
「ターゲット・データ・エンティティ名オプション」で、「エンティティ名の指定」を選択します。次に、「エンティティ名」フィールドにREVENUE_TARGETと入力します。
「保存」を選択して、タスクを保存し、編集を続行します。
「次」を選択して、「変換」ステップに移動します。

対話型データ・エクスプローラが表示されます。「属性」タブには、データ・エンティティREVENUE.CSVの属性が表示されます。
「属性」で、SRC_ORDER_NUMBERを検索します。次に、SRC_ORDER_NUMBERの変換メニュー()から、「Nullの塗りつぶし」を選択します。
「Nullの埋込み」ダイアログで、次を実行します:
- 「置換」フィールドに、Not Availableと入力します。
- 「ソース属性の保持」を選択しないでください。
- 「名前」フィールドと残りのフィールドはそのままにします。
「適用」を選択します。
データ・エンティティ名の横にある「変換」アイコンを選択します。

「変換」パネルが開き、ソース・データ・セットに適用される変換リストを確認できます。変換を削除するには、変換される属性名の横にある削除アイコンを選択します。
「変換」パネルを閉じるには、「X」アイコンを選択します。
「属性」の横の「データ」を選択して「データ」タブに移動し、SRC_ORDER_NUMBERを探します。

SRC_ORDER_NUMBERのNULL値が、文字列 Not Availableに置き換えられました。
「次」を選択して、「確認および検証」ステップに移動します。

タスクの検証が自動的に開始されます。

各ステップの詳しい構成がブロックにまとめて表示されます。ステップの構成を変更した場合は、「確認および検証」ステップに移動してタスクを再度検証します。

タスク検証の結果は、最後のブロック、「検証」に表示されます。
検証に成功したら、「保存してクローズ」を選択します。

項目	選択
ファイル・タイプ	CSV
圧縮タイプ	自動(デフォルト)
データにはヘッダーがあります	チェックボックス
デリミタ	カンマ

項目	選択
データ・アセット	Data_Warehouse
接続	デフォルトの接続
スキーマ	BETA

2. データ・ローダー・タスクの公開

DI Labプロジェクトの詳細ページで、サブメニューの「タスク」を選択します。
「タスク」リストで、Load Revenue Data into Data Warehouseを見つけます。
「アクション」メニュー(3つのドット)を選択し、「アプリケーションに公開」を選択します。
「アプリケーションに公開」ダイアログで、「Lab Application」を選択します。
「公開」を選択します。

通知メッセージが、公開済のタスクを表示するためのアプリケーションへのリンクとともに表示されます。
通知で「アプリケーションの表示」を選択します。次に、「X」を選択して通知を閉じます。

アプリケーションの詳細ページの「パッチ」リストが表示されます。タスクを公開すると、アプリケーションに1つのパッチ・エントリが作成されます。
「パッチ」リストで、パッチ・ステータスをモニターできます。「リフレッシュ」を選択して、最新のステータス更新を取得します。

パッチは、アプリケーションに加えられる更新です。タスクを公開すると、公開パッチが作成されます。タスクを非公開にすると、非公開パッチが作成されます。

パッチのステータスが「成功」に変更されると、アプリケーションの詳細ページの「タスク」リストに公開タスク・エントリが作成されます。

3. データ・ローダー・タスクの実行

タブ・バーで、「開く」タブ(プラス・アイコン)を選択し、「アプリケーション」をクリックします。
「ラボ・アプリケーション」を選択して詳細ページを開きます。
アプリケーション詳細ページで、「タスク」を選択します。
On the Tasks list, from the Actions menu (three dots) for Load Revenue Data into Data Warehouse, select Run.

通知メッセージが表示され、「実行」リストが表示されます。データ・ローダー・タスク実行が「実行」リスト上に作成されます。「実行」リストを使用して、すべてのタスク実行とそのステータスを確認します。
「実行」リストで「リフレッシュ」を選択して、最新のタスク実行ステータス更新を取得します。

タスク実行の詳細を確認してください。

実行ステータスが「成功」に変わると、「データの読取り」および「書き込まれた行」の値が表示されます。

その他のリソース

さらに学習するには、次のURLを参照してください。