MLアプリケーション・プロジェクト設定
サンプルMLアプリケーションのインフラストラクチャを作成した後、サンプルのMLアプリケーション・プロジェクトをテンプレートとして使用して、独自のMLアプリケーションの構築、デプロイおよび操作を開始できます。
このプロジェクトには開発のベスト・プラクティスが含まれ、MLアプリケーション開発を簡素化するツールであるmlapp
CLIが用意されています。MLアプリケーションを作成するには、mlapp
CLI、Terraform、OCI SDKまたはOCI CLIを使用する必要があります。コンソールでMLアプリケーションを作成することはできませんが、MLアプリケーションとその詳細を表示できます。
サンプルMLアプリケーション・プロジェクトでプロジェクトを開始することで、MLアプリケーション実装を本番に進めることができます。このプロジェクトは、組織がアプリケーションを本番環境に正常にデプロイするための支援から得られた経験を使用して構築されています。
サンプルMLアプリケーション・プロジェクトは、sample-projectから入手できます。
このプロジェクトをクローニングして、MLアプリケーション実装の基盤として使用します。
このプロジェクトには、README.mdファイルにドキュメントが含まれており、プロジェクトとそのコンポーネントに関する詳細情報を確認できます。
プロジェクト構造
プロジェクトは、次の2つの主要部分で構成されています。
- インフラストラクチャ・フォルダは、サンプルのMLアプリケーションが依存するリソースの作成を自動化します。
- MLアプリケーション・フォルダには、構成、実装、
mlapp
CLIなど、サンプルのMLアプリケーションが含まれています。
前提条件リソースの構成
MLアプリケーションの構築およびデプロイを開始する前に、サンプルのMLアプリケーションが依存する必要なリソース(ログ、ログ・グループ、データ・サイエンス・プロジェクト、サブネットなど)を作成する必要があります。このプロセスは、次のステップに従って自動化できます。
MLアプリケーション環境の構成
mlapp CLIの構成と初期化
アプリケーションのビルドとデプロイ
すべてを構成して、アプリケーションの構築およびデプロイを開始できるようになりました。
次を実行して、
mlapp
CLIコマンドについて学習します:
mlapp -h
mlapp
CLIコマンドを実行した後、OCIコンソール/分析およびAI/機械学習の下のMLアプリケーションに移動して結果を確認します。定義済タグとフリーフォーム・タグの使用
サンプル・アプリケーションは、定義済タグとフリーフォーム・タグの両方を使用して、テナントの分離を確実にし、ランタイム・リソース(特にモデル)の追跡を有効にする方法を示します。
- バケットへの定義済タグの追加
-
resource "oci_objectstorage_bucket" "data_storage_bucket" { compartment_id = var.app_impl.compartment_id namespace = data.oci_objectstorage_namespace.this.namespace name = "ml-app-fetal-risk-bucket-${var.app_instance.id}" access_type = "NoPublicAccess" # To allow Instance (tenant) isolation defined_tags = {"MlApplications.MlApplicationInstanceId" = var.app_instance.id} }
- 定義済タグおよびフリーフォーム・タグをモデルに追加します
-
model_id = xgb_model.save(display_name='fetal_health_model', # needed for tenant isolation defined_tags={"MlApplications": {"MlApplicationInstanceId": instance_id}}, # needed for ML App to be able to track created model freeform_tags={"MlApplicationInstance": instance_id})