Google Cloudプロジェクト

Google CloudプロジェクトがOracle Database@Google Cloudでどのように使用されるかをご覧ください。

Google Cloud環境は、Oracle Database@Google Cloudから開始するための前提条件です。Oracle Database@Google Cloudをオンボーディングする前に、Google Cloudプロジェクトおよび請求アカウントを構成する必要があります。

Google Cloudプロジェクト

Oracle Database@Google Cloudデータベース・リソースのデプロイ時に使用するGoogle Cloudプロジェクトが必要です。Google Cloudプロジェクトは、API、請求アカウント、ユーザー、監視設定、データなど、関連するすべてのGoogle Cloudリソースのコンテナとして機能する基本的な組織単位です。これらのリソースを論理的にグループ化し、権限を管理し、特定のアプリケーションまたはタスクに対してサービスを有効にする方法を提供します。各プロジェクトには、一意のプロジェクトID、プロジェクト名およびプロジェクト番号があり、Google Cloudサービスとの対話および管理に必要です。

請求アカウント

Oracle Database@Google Cloudとのオンボーディング用に選択したGoogle Cloud Billingアカウントが、購入したオファーのプライマリCloud Billingアカウントになります。Google Cloudの請求には、オファーに使用されるプライマリ請求アカウントでOracle Database@Google Cloudの使用の合計コストが表示されます。Cloud Billingアカウントは、Google Cloudプロジェクトを支払方法にリンクし、Google Cloudリソースに対して誰が支払うかを決定します。

Google Cloudは、Shared VPCの概念を導入しています。共有VPCを使用すると、組織は、複数のプロジェクトのリソースを共通のVirtual Private Cloud (VPC)ネットワークに接続できるため、そのネットワークの内部IPアドレスを使用して相互に安全かつ効率的に通信できます。共有VPCを使用する場合、プロジェクトをホスト・プロジェクトとして指定し、それに1つ以上の他のサービス・プロジェクトをアタッチします。

ホスト・プロジェクト

ホスト・プロジェクトには、1つ以上の共有VPCネットワークが含まれます。共有VPC管理者は、まずプロジェクトをホスト・プロジェクトとして有効化する必要があります。その後、共有VPC管理者は、それに1つ以上のサービスプロジェクトをアタッチできます。

サービス・プロジェクト

サービス・プロジェクトは、共有VPC管理者によってホスト・プロジェクトにアタッチされたプロジェクトです。このアタッチメントにより、共有VPCに参加できます。組織内の異なる部門やチームによって複数のサービス・プロジェクトが運営および管理されるのが一般的です。