MySQL HeatWaveノードのプロビジョニング

Oracle Database Service for AzureでOracle MySQL HeatWaveをプロビジョニングする場合、後でMySQL HeatWave Autopilotを使用してHeatWaveノードを作成し、HeatWaveクラスタ・サイズを見積もることができます。この機能を使用して、HeatWaveクラスタのサイズを変更することもできます。

MySQL HeatWave Autopilot機能は、データベース・システム内のデータに基づいて、適切な数のHeatWaveノードを推定できます。この機能は、データベース・システムの作成および移入後に使用できます。

すでにHeatWaveノードがあり、そのノードにデータをロードしている場合、HeatWaveクラスタに現在ロードされているすべての表は、削除することを選択しないかぎり、サイズ変更中および変更後にロードされたままになります。古いHeatWaveノードを削除する必要はありません。

MySQL HeatWave Autopilotを使用してHeatWaveクラスタのHeatWaveノードをプロビジョニングするには、次のステップに従います。

  1. MySQL HeatWaveブレードで、リストからデータベース・システムの名前を選択してその詳細ページを表示します。
  2. 左側のメニュー・バーのHeatWaveタブを選択します。
    1. HeatWaveノードをすでに作成している場合は、その詳細がここに表示されます。ノード数の横にある「編集」リンクを選択して、見積りを使用してHeatWaveクラスタのサイズを変更します。
    2. HeatWaveノードをまだ作成していない場合は、「HeatWaveクラスタの作成」を選択します。
  3. 新しい数のHeatWaveノードを入力します。最小数は1で、最大数は64です。または、「見積の生成」を選択して、MySQL HeatWave Autopilotを使用して適切な数のHeatWaveノードを見積もります。この機能は、データベース・システムにデータが移入されている場合にのみ機能します。
  4. 見積を生成すると、推奨ノード数が、データベース・システムでMySQL HeatWave Autopilotが検出したスキーマおよびテーブルのリストとともに表示されます。見積を調整するには、Oracle MySQL HeatWaveで分析するすべてのスキーマおよび表を選択し、分析しないスキーマおよび表の選択を解除します。次に、「見積の再生成」を選択して、新しい見積ノード数を作成します。
  5. スキーマおよび表の選択を解除した場合、または新しいスキーマおよび表を選択した場合は、Oracle MySQL HeatWaveの自動パラレル・ロード機能heatwave_loadに表示されるコマンドをコピーします。HeatWaveクラスタのサイズを変更したら、このコマンドをMySQLシェルまたはMySQLクライアントから実行して、HeatWaveクラスタを正しい表選択でリロードします。
  6. HeatWaveクラスタの変更を続行しない場合は、「破棄」を選択します。
  7. 見積りに問題がなく、先に進む場合は、「適用」を選択して、見積りの推奨ノード数をHeatWaveクラスタの新しいノード数として設定します。
  8. 「OK」を選択して、新しいノード数でHeatWaveクラスタを作成します。HeatWaveクラスタに現在ロードされているすべての表は、サイズ変更中および変更後にロードされたままになります。
  9. サイズの変更後に新しいHeatWaveクラスタを作成するか、追加の表およびスキーマをHeatWaveクラスタにロードする場合は、HeatWaveクラスタの準備ができたときに、「完了時」に示されているheatwave_loadコマンドを使用します。
    1. データベース・システムと同じAzure VNet上のAzure VMで、MySQLシェルを起動し、\sqlを入力してSQLモードを選択します。
    2. 次のコマンドを実行して、データベース・システムのエンドポイントに接続してグローバル・セッションを開始します:
      \connect <UserName>@<DBSystemEndpointIPAddress>
      • \connect: 新しい接続を確立するためのMySQLシェル・コマンド。
      • <UserName>: Oracle MySQL HeatWaveデータベース・システム用に設定した管理者アカウントのユーザー名。
      • <DBSystemEndpointIPAddress>: データベース・システムのエンドポイントのIPアドレス。これは、デプロイメントの詳細ページの「接続」タブにあります。
      要求されたら、管理者アカウントのパスワードを入力します。
    3. MySQL HeatWave Autopilotによって提供されるコマンドを使用して、自動パラレル・ロードによってデータがHeatWaveクラスタにリロードされ、関連する表が追加または省略されます。
      たとえば、サンプルairportdbデータベースで作業していて、weatherdata表をHeatWaveノードから除外する場合、コマンドは次のようになります。
      CALL sys.heatwave_load(JSON_ARRAY('airportdb'), JSON_OBJECT('exclude_list', JSON_ARRAY('weatherdata')));