globパターン
globパターンは、ワイルドカード文字を使用してファイル名またはフォルダ名のセットを指定します。
Oracle Cloud Infrastructure DevOpsビルド・パイプラインのファイル・ベースのトリガーの場合、globパターンを使用して、ビルド実行中に含めるか除外するファイルを指定します。たとえば、Unix Bashシェル・コマンドmv *.txt textfiles/
は、.txt
で終わる名前のすべてのファイルを現在のディレクトリからtextfiles
ディレクトリに移動します。ここで、*
は「任意の文字列」を表すワイルドカード文字で、*.txt
はglobパターンです。
glob構文:
ワイルドカード | 説明 | 例 |
---|---|---|
* |
任意の数の任意の文字(文字なしを含む)に一致します。 | *.txt は、test.txt などのファイルに一致します |
? |
任意の1文字を検索します。 | ?.txt は、a.txt やb.txt などのファイルに一致します |
[abc] |
カッコ内に指定されたいずれかの文字に一致します。 | [abc].txt は、ファイルa.txt 、b.txt およびc.txt に一致します |
[a-z] |
カッコ内に指定された範囲の1文字と一致します。 | [a-d].txt は、a.txt やd.txt などのファイルに一致します |
** |
再帰ワイルドカード。 | /hello/**/* は、/hello のすべての子孫に一致します |
パス・セパレータ(Unixの場合は/
、Windowsの場合は\
)は一致しません。