ビルドの実行

DevOpsビルド・パイプラインを手動で実行して、ビルド・プロセスをトリガーします。

コード・リポジトリに変更をコミットしたときに、自動的にビルド実行をトリガーすることもできます。

Oracle Cloud Infrastructure (OCI)の各サービスは、認証および認可のためにIdentity and Access Management (IAM)と統合されます。DevOpsビルド・パイプラインおよびその他のリソースにアクセスする権限をユーザーに付与するには、動的グループおよびIAMポリシーを作成する必要があります。

ビルド・パイプラインの動的グループおよびポリシーの作成については、ビルド・パイプライン・ポリシーを参照してください。詳細は、DevOps IAMポリシーを参照してください。

実行を開始する前に、ビルド・パイプラインを定義する必要があります。ビルド・パイプラインを実行するには、DevOpsプロジェクトのロギングを有効にする必要があります。ロギングを有効にするには、DevOpsログを参照してください。

Oracle Cloudコンソール、REST APIおよびCLIを使用したDevOpsへのアクセスについては、DevOpsへのアクセスを参照してください。

ビルド実行のワークフロー

ビルド実行が開始されると、ビルド実行の進行状況およびログの詳細とともに、有向非巡回グラフ(DAG)が提供されます。パイプラインでリンクされているすべてのステージのこのグラフは、実行に適格なすべてのステージのプレビューを示します。ビルド実行中に、実行されている各ステージがグラフで強調表示されます。パイプラインのすべてのステージが正常に完了したら、ビルド実行は成功です。

ビルドの実行中は進行状況がトラッキングされ、完了後は実行されたアクションの履歴が維持されます。ビルド実行が完了すると、各ビルド・パイプライン・ステージの実行ステータスおよび実行の進行状況を表示できます。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「DevOps」で、「プロジェクト」をクリックします。
    2. プロジェクトとそのプロジェクトに関連付けられたビルド・パイプラインを選択します。
    3. 「手動実行の開始」をクリックします。
    4. ビルド実行に入力されているデフォルト名を受け入れるか、変更します。
    5. ビルド・パイプラインの定義済パラメータを確認します。必要に応じて、パラメータ値を更新できます。詳細は、パラメータの構成を参照してください。
    6. (オプション)ビルド実行のトリガーに使用できる特定のコミットを選択するには、「拡張オプションの表示」をクリックします。ソース接続タイプに基づいてリポジトリを選択し、必要なブランチおよびコミットを選択します。
      デフォルトで、手動実行では、ビルドに追加されたコード・リポジトリに対する最新のコミットが使用されます。
    7. 「手動実行の開始」をクリックします。

    実行の進行状況とステータスが「ビルド実行」タブに表示されます。「実行の停止」をクリックすると、進行中の実行を完了前に停止できます。実行を停止する理由を記載します。ビルド出力を含むビルド実行の詳細を表示するには、右上隅にある「メニュー」アイコンをクリックします。

    コード・コミットの脆弱性監査を開始した場合は、ビルド実行の詳細ページの「脆弱性監査」セクションをクリックして監査サマリーを表示できます。トラブルシューティングについては、脆弱性監査の失敗を参照してください。

  • ビルド・パイプラインを実行するには、createコマンドを実行します:

    oci devops build-run create --build-pipeline-id

    ビルド実行を更新するには、updateコマンドを使用します:

    oci devops build-run update --build-run-id

    ビルド実行を取り消すには、cancelコマンドを使用します:

    oci devops build-run cancel --build-run-id --reason

    build-runのすべてのコマンドを取得するには:

    oci devops build-run -h
  • ビルド・パイプラインを実行するには、CreateBuildRun操作を使用します。

    ビルド実行を更新するには、UpdateBuildRun操作を使用します。

    ビルド実行を取り消すには、CancelBuildRun操作を使用します。