OpenCSV標準について

ファイル・エクストラクタの抽出サービスのCSVパーサーは、Opencsvを使用します。extractserviceによって処理されるcsvファイルは、Opencsv標準に準拠している必要があります。

Opencsv File Standardsを参照してください。CSVパーサーに加えて、抽出サービスでは、RFC4180仕様に準拠したファイルがサポートされます。RFC 4180 CSVパーサーを使用すると、.csvファイル内に単一行および複数行のデータを取り込むことができます。RFC 4180パーサーは、最大99個の改行を含むデータ・レコードの取込みをサポートしています。RFC 4180仕様の詳細は、「カンマ区切り値(CSV)ファイルの共通書式およびMIMEタイプ」を参照してください。

次の点に注意してください。
  • 特殊文字の使用中に、次の操作を行います。
    • 特殊文字のない文字列の場合、引用符はオプションです。
    • 特殊文字を含む文字列の場合、引用符は必須です。たとえば、文字列にカンマがある場合、「Abc、 123」などの文字列に引用符を使用する必要があります。
    • エスケープ(バックスラッシュ文字)はオプションです。
    • バックスラッシュ文字は常にエスケープする必要があります。たとえば、データにバックスラッシュがある場合は、"Double backslash ( \\ ) abc"の形式を使用します。
    • 引用符付きの文字列内に引用符を記述するには、「Asd \" asd」のように引用符の内側でバックスラッシュを使用します。
  • Opencsvパーサーでは、次の使用可能な文字のいずれかをデリミタとして選択できます。
  • カンマ(,)
  • セミコロン( ; )
  • パイプ(|)
  • タブ( )