APIゲートウェイについて

APIゲートウェイは、REST APIコールをバックエンド・リソース(この場合はOracle Integration)にルーティングするプライベート・エンドポイントです。指定したAPIをゲートウェイに公開(またはデプロイ)することで、APIゲートウェイで処理できるAPIリクエストを制御します。

APIゲートウェイによって処理されるトラフィックの種類

ノート

APIゲートウェイを使用すると、RESTコールに対して微調整されたルールを作成できます。ただし、プロセスは複雑で時間がかかり、エラーが発生しやすい場合があります。必要に応じてすべてを構成しない場合、プロセス自動化またはビジュアル・ビルダーへのアクセスに問題が発生する可能性があります。APIデプロイメント仕様へのリクエスト・ポリシーとレスポンス・ポリシーの追加を参照してください。

APIゲートウェイの仮想クラウド・ネットワーク(VCN)からOracle IntegrationへのREST APIコールは、APIゲートウェイを介してルーティングされます。APIゲートウェイに公開(またはデプロイ)したAPIのみがOracle Integrationに渡されます。

ただし、APIゲートウェイ・サービスはSaaSイベントベースのAPIをサポートしていないため、SaaSイベントベースの統合を使用している場合は、かわりにカスタム・エンドポイントを使用する必要があります。インスタンスのカスタム・エンドポイントの構成に関する項を参照してください。

APIゲートウェイで処理されないトラフィックの種類

REST以外のAPIコールはAPIゲートウェイによって処理されません。

次のトラフィックは、REST API以外のトラフィックです。

  • Oracle Integrationユーザー・インタフェース(設計時)で作業しているユーザー(プロセス自動化およびビジュアル・ビルダーの使用を含む)
  • Oracle Cloud Infrastructure Consoleユーザー・インタフェースで作業しているユーザー
  • SOAPコール

REST API以外のトラフィックのアクセスは、Oracle Integrationインスタンスの許可リストで管理されます。インスタンスの許可リストの構成を参照してください。