アップグレードがファイル・サーバーに与える影響
Oracle Integration Generation 2からOracle Integration 3へのアップグレードは、次の方法でファイル・サーバーに影響します。
新しいIPおよびポートの値
アップグレード後、Oracleはファイル・サーバーSFTPサーバーに新しいIPおよびポート値を割り当てます。Oracle Integration Generation 2のIPおよびポートの値は、アップグレード後4か月間SFTPランタイム・トラフィックに対して有効なままです。
統合およびSFTPクライアントは、4か月のウィンドウに対してOracle Integration Generation 2 IPおよびポート値を使用してファイル・サーバーに引き続きアクセスできますが、Oracleでは、アップグレード後1週間以内にIPおよびポート値参照を更新することをお薦めします。そうしないと、値を更新し忘れて、OracleがIPおよびポート値をリタイアしたときに、問題が発生する可能性があります。
アップグレード後のタスクの完了の説明に従って、次の更新を行う必要があります。
- 新しいIPおよびポートの値を使用するように、統合およびSFTPクライアントを更新します。
- 内部ファイアウォール許可リストに新しいIPアドレスを追加します。
URLおよび資格証明を使用したファイル・サーバーへのアクセス
Oracle Integration Generation 2では、IPポートおよび資格証明を使用して「ファイル・サーバー」フォルダにアクセスしました。アップグレード後、Oracle Integration 3で、ファイル・サーバーのURLおよび資格証明を使用してアクセスできます。
ファイル・サーバーの移行
Oracleが、ファイル・サーバー・ファイル、フォルダ構造および許可リスト(権限)をOracle Integration Generation 2からOracle Integration 3に移行します。
Oracle Integration Generation 2では、ファイル・サーバー許可リストの変更をリクエストするためにサービス・リクエスト(SR)を送信する必要がありました。Oracle Integration 3では、許可リストを自分で更新できます。移行後のファイル・サーバーの許可リストの管理の詳細は、セルフサービス許可リストを使用したインスタンスへのアクセスの制限を参照してください。