SQLモニターの属性

トレース・エクスプローラのトレース(ルート・スパン)およびスパン属性は、スパンにタグ付けすることによって定義されます。これにより、アプリケーションの様々な層の効果的なモニタリングが可能になります。

属性は、スパンにアタッチされたキーと値のペアで、スパン内で実行される操作に関する追加情報とコンテキストを提供します。トレースには、トレースのみの属性とルート・スパンのすべてのスパン属性があります。

トレース・エクスプローラでは、属性を使用してトレースとスパンを問合せおよびフィルタできます。属性には、トレース・エクスプローラの「属性」パネルで使用可能なディメンション(文字列属性)とメトリック(数値属性)の2つのタイプがあります。

この項では、可用性モニタリングからSQLモニターに適用可能な即時利用可能な属性の完全なリストを示します。次の表には次のものが含まれます。

  • 名前: 属性の名前。
  • 説明: 属性の簡単な説明。
  • トレース/スパン: 属性の可用性。属性は、トレース、スパンまたはその両方に使用できます。
  • タイプ: 属性のタイプ: ディメンションまたはメトリック。
名前 説明 トレース/スパン タイプ
CloseTime データベース接続のクローズにかかった時刻。 スパン属性 メトリック
CloudWalletExpiry クラウド・ウォレットの有効期限の現在日から残っている日数。 スパン属性 メトリック
ConnectTime データベース接続の作成に要した時間 スパン属性 メトリック
ExecutionTime SQL問合せの実行に要した時刻。 スパン属性 メトリック
FetchedRowCount フェッチされた行の合計数。 スパン属性 メトリック
PrepareTime プリコンパイル済SQL文を含むPreparedStatementオブジェクトの作成にかかった時間。 スパン属性 メトリック
SqlState SQLSTATEは、デフォルト値が'00000'のCHARACTERの5文字データ型を返すデータベース状態関数です。 スパン属性 ディメンション