グループ構成の設定

グループ構成は、単一サーバーまたは共有エージェント・プロビジョニング・タイプに対して実行できるインストール後のオプションのタスクです。

グループ構成を行うと、同じAPMエージェント・インストールを別の構成で使用できます。これは、APMエージェント・デプロイメント中に実行できます。

グループ構成は、グローバル構成ディレクトリであるoracle-apm-agent/config/<version>ディレクトリのサブディレクトリ内に定義できます。たとえば、oracle-apm-agent/config/<version>/developmentディレクトリ(developmentはグループ名)です。

グループ構成では、構成ファイルに応じてグローバル構成の一部または全部を上書きできます。グループ構成ディレクトリ内の構成ファイルでグローバル構成を上書きするには、ファイル名がグローバル構成と同じである必要があります。エージェントが起動時に正しいグループ構成ディレクトリを取得できるように、com.oracle.apm.agent.config.group.nameプロパティにより構成グループ名を定義する必要があります。このプロパティは、グローバル構成のAgentConfig.propertiesファイルで、またはJVMシステム・プロパティとして設定できます。値には、静的値、環境変数およびその他のプロパティの組合せを含めることができます。環境変数またはプロパティを使用する場合は、${}で囲む必要があります。

次に例を示します:

DEPARTMENT環境変数に基づくグループの例:

com.oracle.apm.agent.config.group.name = ${DEPARTMENT}
Weblogic Server名に基づくグループの例:
com.oracle.apm.agent.config.group.name = ${weblogic.Server}
HOSTNAMEおよびWeblogic Server名に基づくグループの例:
com.oracle.apm.agent.config.group.name = ${HOSTNAME}_${weblogic.Server}
静的値に基づくグループの例:
com.oracle.apm.agent.config.group.name = sales-department