Oracle LogMiner

LogMinerは、Oracle Databaseの一部であり、SQLインタフェースを介してオンラインおよびアーカイブのREDOログ・ファイルを問い合せることができます。REDOログ・ファイルには、データベース上のアクティビティ履歴に関する情報が記録されています。

ユーザー・データまたはデータベース・ディクショナリに対するすべての変更は、データベース・リカバリ操作を実行するために、Oracle REDOログ・ファイルに記録されています。LogMinerには、REDOログ・ファイルに対する適切に定義された使いやすい包括的なリレーショナル・インタフェースを用意しているため、強力なデータ監査ツールとしても高度なデータ分析ツールを使用して使用できます。LogMinerの主な機能については、『Oracle Database 19cユーティリティ』または『Oracle Database 23aiユーティリティ』LogMinerの利点を参照してください。

Oracle Autonomous DatabaseはLogMinerをサポートしていますが、次の制限があります。
  • DBMS_LOGMNR.ADD_LOGFILEプロシージャおよびDBS_LOGMNR.REMOVE_LOGFILEプロシージャは、Autonomous Databaseからは使用できません。

  • dbms_logmnr.start_logmnrプロシージャは、SCNまたは時間範囲パラメータでのみ起動できます。その後、V$LOGMNR_CONTENTSビューを問い合せると、接続されたAutonomous Databaseの指定されたSCNまたは時間範囲からデータが返されます。

  • Autonomous Databaseごとに許可されるLogMinerセッションは1つのみです。

  • Autonomous Databaseのアーカイブ・ログ・ファイルは7日間保持されます。したがって、LogMinerは、最大7日間のアーカイブ・ログ・ファイルにのみアクセスできます。

ノート

start_logmnrを起動するには、LOGMINING権限が必要です。