Autonomous Databaseのリストアおよびリカバリ

Oracle Cloud Infrastructureコンソールから、データベースのリカバリを開始するリストア操作を使用してデータベースをリストアできます。

必要に応じて、次の前提条件ステップを実行します:

  • Oracle Cloudの横にあるナビゲーション・アイコンをクリックして、Oracle Cloud Infrastructureコンソールを開きます。

  • Oracle Cloud Infrastructureの左側のナビゲーション・メニューで「Oracle Database」をクリックし、ワークロードに応じて「Autonomous Data Warehouse」「Autonomous JSON Database」または「Autonomous Transaction Processing」のいずれかをクリックします。
  • 「Autonomous Databases」ページで、「表示名」列の下のリンクから「Autonomous Database」を選択します。

データベースをリストアおよびリカバリするには、次を実行します:

  1. Autonomous Databaseの詳細ページで、「他のアクション」ドロップダウン・リストから「リストア」を選択して、「リストア」プロンプトを表示します。
  2. 「リストア」プロンプトで、「タイムスタンプの入力」または「バックアップの選択」を選択して、ある時点にリストアするか、指定したバックアップからリストアします。
    • タイムスタンプの入力: 復元するタイムスタンプを「タイムスタンプの入力」カレンダ・フィールドに入力します。
      adb_restore_timestamp.pngの説明が続きます

      「カレンダ」アイコンをクリックして、日付およびタイムスタンプのカレンダ・セレクタを表示します。インスタンスで自動バックアップが有効になっている場合は、タイムスタンプを選択して、データベースをリストアし、保持期間内の任意の時点にリカバリできます。

      より詳細なタイムスタンプを使用する場合は、「タイムスタンプの入力」フィールドの値を手動で編集します。

    • バックアップの選択: バックアップのリストからバックアップを選択します。「開始」および「終了」カレンダ・フィールドを使用して期間を指定し、表示されるバックアップの数を制限します。
      adb_restore_backup.pngの説明が続きます

  3. 「リストア」をクリックします。
    ノート

    Autonomous Databaseのリストアでは、リストア操作中にデータベースは使用できない状態になります。その状態のデータベースに接続することはできません。使用不可の状態でサポートされるライフサイクル管理操作は、「終了」のみです。

    スケーリングなどの同時操作がアクティブな場合、この確認によって、同時操作を一時停止するか取り消すことも確認されます。詳細は、Autonomous Databaseでの同時操作を参照してください。

    詳細ページには、Lifecycle State: Restore In Progressが表示されます。

  4. リストア操作が終了すると、Autonomous Databaseインスタンスが開き、Lifecycle Stateに「使用可能」と表示されます。

この時点で、Autonomous Databaseインスタンスに接続してデータをチェックし、指定したリストア・ポイントが正しかったかどうかを確認できます。データをチェックした後、指定したリストア日が必要なリストア日ではないことが判明した場合、別のポイント・イン・タイムに対する別のリストア操作を開始できます。

ノート

  • リストア操作では、リストア用に指定したタイムスタンプにDATA_PUMP_DIRディレクトリおよびユーザー定義のディレクトリもリストアされます。このタイムスタンプの後に作成されたファイルは失われます。

  • リストアしても、Oracle Machine Learningワークスペース、プロジェクトおよびノートブックはリストアされません。

  • 外部表、パーティション化された外部表およびハイブリッド・パーティション表の外部パーティションについては、バックアップにオブジェクト・ストアに存在する外部ファイルは含まれません。したがって、バックアップを使用してデータベースをリストアする操作(「リストア」「バックアップからのクローニング」など)では、外部表に関連付けられた外部ファイル、外部パーティション表またはハイブリッド・パーティション表の外部ファイルを必要に応じてバックアップおよびリストアする責任はユーザーにあります。

    バックアップからのクローニングの使用の詳細は、バックアップからのAutonomous Databaseのクローニングを参照してください。