例: デルタ共有からの表の問合せおよびビューの分析

米国が収集した情報に関するデータがある在庫データベースに取り組んでいるとします。ボストン地域の住宅に関する国勢調査サービスであり、全額財産税の最大値を返す問合せが必要です。

  1. Oracle Delta Shareプロバイダおよび資格証明を作成します:

    デルタ共有プロバイダを作成するには、通常、デルタ共有プラットフォームと対話する必要があります。これには、デルタ共有プロバイダでの使用に適した資格証明の作成が含まれます。この例では、DATABRICKS_PROVIDERを作成できます。

    BEGIN
          dbms_share.create_or_replace_share_provider(
                 provider_name=>   'DATABRICKS_PROVIDER',
                 endpoint=>        'https://sharing.delta.io/delta-sharing');
          dbms_cloud.create_credential(
                 credential_name => 'CREDENTIAL_NAME',
                 username =>        'BEARER_TOKEN',
                 password =>        '*********************************');
          dbms_share.set_share_provider_credential(
                 'DATABRICKS_PROVIDER', 'CREDENTIAL_NAME');
       END;
       //

    この手順の出力によって、デルタ共有プロバイダが正常に作成されます。

  2. DB共有カタログのマウント:

    資格証明を作成した後、ステップ1の登録済共有プロバイダをカタログとしてマウントして、カタログ・ユーザーが共有からデータを検索および検出し、SQLを使用してそのデータを問い合せることができるようにします。

    BEGIN
          dbms_catalog.mount_share(
                                   catalog_name=>'databricks',
                                   share_provider=>'databricks_provider',
                                   share_name=>'delta_sharing');
          END;
        /

    このプロシージャの出力により、カタログ・ツールでDatabricksに格納されている表を問い合せることができるカタログ統合が正常に作成されます。

  3. 簡単な問合せの実行:
    表に対して単純な問合せを実行できるようになりました。
    select max(tax) from "DEFAULT"."BOSTON-HOUSING"@catalogname;

    出力は、表に存在する資産税率の全値の最大値を返します。

    MAX(TAX)
    ----------       
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