ソース・ファイルで指定されたパーティション化を使用した外部表の問合せ

1つの外部表としてオブジェクト・ストア内の複数のデータ・ファイルを問い合せるときに、これらのファイルを複数の論理パーティションとして表すことができる場合は、外部パーティション表を使用することを強くお薦めします。外部パーティション表を使用すると、問合せアクセス用のデータ・ファイルの論理パーティションが保持されます。

パーティション化された外部表を使用すると、問合せに必要なデータにのみアクセスすることによって、問合せのパフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。たとえば、クラウド・オブジェクト・ストアの個別のオブジェクトに格納された2年間の日次パーティションがあるとします。パーティション化された外部表を使用する場合、単一の日の問合せで必要なのは、その日のソース・データへのアクセスのみです。パーティション化された外部表を使用する場合、データベースは自動的にパーティション・プルーニングを実行し、この例でスキャンする必要があるのは非常に少数のデータのみです。

DBMS_CLOUD.CREATE_EXTERNAL_PART_TABLEプロシージャを使用して外部パーティション表を作成するには、次の2つの方法があります:

  • file_url_path値をformatパラメータとともに使用: Autonomous Databaseは、このパラメータで指定されたクラウド・オブジェクト・ストアのファイル・パス情報を分析して、パーティション列およびデータ型を決定します(または、パーティション列およびデータ型を手動で指定できます)。

    このタイプのパーティション化では、外部パーティション・ファイルが追加または削除されたときに変更を処理する同期ルーチンが提供されます。

  • partitioning_clauseパラメータの使用: Autonomous Databaseでは、指定した明示的なパーティション化句を使用して、外部パーティション表を作成します。

    このタイプのパーティション化は同期ルーチンをサポートしていません。

    このタイプの外部表の詳細は、外部パーティション・データの問合せ(パーティション化句を使用)を参照してください。