表のハイパーリンク・ソースを使用するデータの問合せ

Autonomous Database表ハイパーリンク上に外部表を作成できます。

次のシナリオでは、Autonomous Database表ハイパーリンク上に外部表を作成することを検討してください:
  • RESTクライアントを使用して外部表を作成し、SQL APIを使用してデータセットに対して分析を実行する必要がある場合。これには、要件に基づいてデータを分析したり、結果を集計するためのSQL問合せの実行が含まれる場合があります。

  • リージョン全体のデータベースからデータを問い合せる必要がある場合。

表ハイパーリンクを使用してAutonomous Databaseに外部表を作成するには、2つの方法があります:

  • 単一のAutonomous Database表ハイパーリンクを使用して、外部表を作成します。表の作成後、SELECT文を使用して表からデータを読み取ることができます。表からデータを取得するときに、フィルタおよび句を適用することもできます。たとえば、WHERE句を使用してデータをフィルタ処理したり、ORDER BY句を使用してデータをソートできます。

    単一の表ハイパーリンク上に外部表を作成する例:
    DBMS_CLOUD.CREATE_EXTERNAL_TABLE (
       table_name => 'ext_tab_parurl',
       file_uri_list => 'https://dataaccess.adb.us-chicago-1.oraclecloudapps.com/adb/p/K6XExample/data'
    );
    END;
    /
    表の作成後、SELECT文を使用して表を問い合せたり、出力をフィルタまたはソートすることもできます。ext_tab_parurl表から降順でデータを読み取る例:
    SELECT * FROM ext_tab_parurl 
       ORDER BY height DESC;
    
    COUNTY    SPECIES      HEIGHT
    ------    ----------   -------
    First     Chestnut      51
    Main      Alder         45
    Main      Douglas-fir   34
    Main      Pine          29
    Main      Cedar         21
    
  • Autonomous Database表ハイパーリンクURLのカンマ区切りリストを使用します。含まれるすべての表ハイパーリンクが同じスキーマ内の同じ列名、列順序および列データ型を持つ必要があります。

    表ハイパーリンクのリストに外部表を作成する例:
    DBMS_CLOUD.CREATE_EXTERNAL_TABLE (
       table_name => 'ext_tab_parurl_1',
       file_uri_list => 'https://dataaccess.adb.us-chicago-1.oraclecloudapps.com/adb/p/K6XExample/data',
                        'https://dataaccess.adb.us-chicago-1.oraclecloudapps.com/adb/p/K7XExample/data'
    );
    END;
    /
    SELECT文を使用した表の問合せ:
    SELECT * FROM ext_tab_parurl_1;
    
    COUNTY   SPECIES      HEIGHT
    ------   ----------   -------
    First     Chestnut      51
    Main      Alder         45
    Main      Douglas-fir   34
    Main      Pine          29
    Main      Cedar         21
    Main      Aspen         35
    First     Maple         16
    

パラメータは次のとおりです:

  • table_name: 外部表の名前です。

  • file_uri_list: 単一の表ハイパーリンクまたは表ハイパーリンクのカンマ区切りリストです。

詳細は、CREATE_EXTERNAL_TABLEプロシージャを参照してください。