アプリケーションの構築の基本
Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureは、様々なプログラミング言語およびプラットフォームでのアプリケーション開発をサポートしています。
一般に、Autonomous Databaseの高パフォーマンスおよび継続的な可用性機能を利用するアプリケーションを構築するには、アプリケーションの構築に使用する言語に関係なく同じガイドラインに従います:
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Oracleクライアントを介して接続します。Oracleクライアントを介してデータベースに接続する場合、ほとんどすべての接続管理操作がクライアントによって実行されるため、ユーザーはアプリケーションのビジネス・ロジックに集中できます。プログラミング言語に応じて、Oracle Database JDBCドライバまたはOracle Instant Clientを使用します。
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接続プールを使用します。接続を個別に作成して破棄するのではなく接続プールを使用するようにアプリケーションをコーディングすると、パフォーマンスが向上し、接続に使用するOracleクライアントが継続的な可用性の操作を自動的に実行できるようになります。接続プールを使用するようにコーディングする方法は、プログラミング言語によって異なります。
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適切なデータベース・サービスに接続します。Autonomous Databaseには、データベースへの接続時に使用するデータベース・サービスのペアがいくつか用意されています。これらのデータベース接続サービスのペアは、様々な種類のデータベース操作をサポートするように設計されています(Autonomous Databaseの事前定義済データベース・サービス名を参照)。
また、アプリケーション開発をサポートするようにシステムを構成するには、アプリケーションの構築に使用する言語に関係なく同じ基本タスクを実行します:
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特定の言語で開発するための基本ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。たとえば、Javaアプリケーションを開発する場合は、JDKをダウンロードしてインストールします。
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特定の言語のアプリケーションによるOracle Databaseへの接続およびSQLコールの実行を許可するために必要な拡張ライブラリまたはモジュールをダウンロードしてインストールします。たとえば、Pythonアプリケーションを開発する場合は、cx_Oracle拡張モジュールをダウンロードしてインストールします。
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特定の言語および拡張ライブラリまたはモジュールに適したOracleクライアントをダウンロードしてインストールします。
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データベースのクライアント資格証明をダウンロードして、インストールしたOracleクライアントで使用できるようにします。
Oracle Database JDBCドライバに対して最後の2つのステップを実行する手順は、JDBC Thin接続の準備を参照してください。Oracle Instant Clientに対してこれらのステップを実行する手順は、Oracle Call Interface (OCI)、ODBCおよびJDBC OCI接続の準備を参照してください。
一部の言語およびプラットフォームでは、一般的なガイドラインではなく次に説明する特定の手順に従うことができます。
親トピック: 開発ワークフロー