Autonomous DatabaseでのRESTfulサービスの開発

RESTfulサービスは、Autonomous DatabaseでネイティブのOracle REST Data Services (ORDS)サポートを使用して開発およびデプロイできます。

Autonomous DatabaseでのOracle REST Data Servicesについて

Oracle REST Data Services (ORDS)を使用すると、Autonomous Databaseでリレーショナル・データ用のRESTインタフェースを簡単に開発できます。ORDSは、GET、POST、PUT、DELETEなどのHTTP(S)動詞をデータベース・トランザクションにマップし、結果をJSONデータとして戻す中間層Javaアプリケーションです。

ノート

Autonomous DatabaseでのOracle REST Data Services (ORDS)アプリケーションは、事前構成済で完全管理されています。ORDSは、low事前定義済データベース・サービスを使用してデータベースに接続し、その最大接続数は固定されています(ORDSの接続数がCPU数に基づいて変更されることはありません)。デフォルトのORDS構成は変更できません。

Oracle REST Data Servicesの使用の詳細は、Oracle REST Data Servicesを参照してください。

lowデータベース・サービスの詳細は、Autonomous Databaseの事前定義済データベース・サービス名を参照してください。

Autonomous DatabaseでのOracle REST Data Servicesを使用した開発

Autonomous Databaseは、Oracle REST Data Services (ORDS)をサポートしています。

RESTfulサービスの開発は、次のいずれかの開発インタフェースを使用して簡単に行えます:

  • SQL Developer (デスクトップ): デスクトップ上のSQL Developerを使用すると、Autonomous Databaseに接続して、表やビューへのRESTサービス・アクセスを有効にしたり、SQLおよびPL/SQLコードに基づいてカスタムRESTfulサービスを開発したりできます。詳細は、Oracle SQL Developerバージョン18.2以降を使用した接続を参照してください。

  • Oracle Application Express (APEX): APEXでは、RESTfulサービスの開発ページを使用して、サービスやREST対応オブジェクトを構築およびメンテナンスできます。OracleのRESTfulサービスおよびREST対応オブジェクトにアクセスするには、APEX SQLワークショップを使用できます。詳細は、RESTfulサービスへのアクセス方法を参照してください。

Autonomous DatabaseADMINアカウントはREST対応です。このため、RESTサービスをADMINスキーマに公開でき、ADMINデータベース・ユーザー・アカウントを使用してデータベース・アクションにアクセスできます。RESTfulサービスおよびREST対応オブジェクト用にアプリケーション・スキーマ・アカウントを作成することをお薦めします。サービスは、データベース認証とREST対応スキーマを使用して保護されます。

認証されたデータベース・ユーザーにアクセスが許可されるのは、スキーマがREST対応であり、リクエストのURLマッピングがそれ自身のスキーマを指している場合のみです。リクエストが他のデータベース・スキーマを指している場合、ユーザーは認証されません。たとえば、REST対応スキーマHRとして認証された次のリクエストはアクセス可能です:

GET /ords/hr/module/service/

ただし、同じリクエストが、REST対応スキーマSCOTTとして認証された場合は:

GET /ords/hr/module/service/

エラーになります:

401 HTTP Unauthorized response/error

正しい資格証明を所有し、これらのルールに準拠しているデータベース・ユーザーは認証され、ORDS、中間層、SQL Developerロールが付与されます。SQL Developerロールを使用すると、ユーザーはSQL Developerロールを必要とするエンドポイントにアクセスできます。

表のRESTアクセスを有効にする方法の詳細は、『クイック・スタート・ガイド』データベース表のREST対応に関する項を参照してください。