パイプラインの作成および構成
1つ以上のロード・パイプラインまたはエクスポート・パイプラインを作成できます。パイプラインを作成する場合は、パラメータを使用し、パイプライン属性を設定してパイプラインを構成します。
パイプラインを作成および構成するオプションは、次のとおりです。
-
パイプラインのロード:
-
「データをロードするためのパイプラインの作成および構成」を参照してください。
-
-
エクスポート・パイプライン:
-
新しいデータを追跡するためのキーとして日付列またはタイムスタンプ列を使用して、問合せの増分結果をオブジェクト・ストアにエクスポートします。「タイムスタンプ列を使用したエクスポートのためのパイプラインの作成および構成」を参照してください。
-
新しいデータを追跡するためのキーとして日付列またはタイムスタンプ列を使用して、表の増分データをオブジェクト・ストアにエクスポートします。「タイムスタンプ列を使用したエクスポートのためのパイプラインの作成および構成」を参照してください。
-
問合せを使用して表のデータをオブジェクト・ストアにエクスポートし、日付列またはタイムスタンプ列を参照せずにデータを選択します(これにより、各スケジューラ実行で問合せが選択するすべてのデータがパイプラインによってエクスポートされます)。「問合せ結果をエクスポートするためのパイプラインの作成および構成(タイムスタンプなし)」を参照してください。
-
- データをロードするためのパイプラインの作成および構成
パイプラインを作成して、オブジェクト・ストアの外部ファイルからAutonomous Databaseの表にデータをロードできます。 - タイムスタンプ列を含むエクスポートのパイプラインの作成および構成
エクスポート・パイプラインを作成して、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアに時系列データを自動的にエクスポートできます。 - 問合せ結果をエクスポートするためのパイプラインの作成および構成(タイムスタンプなし)
Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアにデータを自動的にエクスポートするエクスポート・パイプラインを作成できます。このエクスポート・パイプライン・オプションを使用して、パイプラインが定期的に実行してデータをオブジェクト・ストアにエクスポートするSQL問合せを指定します。このエクスポート・オプションを使用すると、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアに最新データを共有して、他のアプリケーションでデータを消費できます。 - パイプラインのテスト
RUN_PIPELINE_ONCE
を使用して、スケジュール済ジョブを作成せずにパイプラインを1回オンデマンドで実行します。
データをロードするためのパイプラインの作成および構成
パイプラインを作成して、オブジェクト・ストアの外部ファイルからAutonomous Databaseの表にデータをロードできます。
ロード・パイプラインは、オブジェクト・ストアに配置されたデータを消費し、Autonomous Databaseの表にロードします。ロード・パイプラインを作成すると、パイプラインはオブジェクト・ストアに配置されたデータを消費するために定期的に実行され、新しいデータ・ファイルが到着すると、パイプラインは新しいデータがロードされます。パイプラインを使用して、オブジェクト・ストアからデータベースの表に、履歴書および再試行機能を備えたファイルを確実にコピーすることもできます。
ロード・パイプラインでは、パイプライン・パッケージはDBMS_CLOUD.COPY_DATA
を使用してデータをロードします。
Autonomous Databaseで、既存の表を使用するか、データをロードするデータベース表を作成します。例:
CREATE TABLE EMPLOYEE
(name VARCHAR2(128),
age NUMBER,
salary NUMBER);
別の方法として、JSONの形式を設定するには、次の形式を使用できます。
BEGIN
DBMS_CLOUD_PIPELINE.SET_ATTRIBUTE
(
pipeline_name => 'MY_PIPE1',
attribute_name => 'format',
attribute_value => JSON_OBJECT('type' value 'json', 'columnpath' value '["$.NAME", "$.AGE", "$.SALARY"]')
);
END;
/
親トピック: パイプラインの作成および構成
タイムスタンプ列を使用したエクスポートのためのパイプラインの作成および構成
このエクスポート・パイプライン・オプションを使用して、表またはSQL問合せ、およびパイプラインが前回のアップロードの時間を追跡するために使用するタイムスタンプを含む列を指定します。エクスポート・パイプラインを使用すると、他のアプリケーションで使用するためにデータを共有したり、データをオブジェクト・ストアに保存できます。
エクスポート・パイプラインでは、パイプライン・パッケージはDBMS_CLOUD.EXPORT_DATA
を使用してデータをエクスポートします。
エクスポート・パイプラインは、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアにデータをエクスポートします。エクスポート・パイプラインを作成すると、パイプラインは一定の間隔で実行され、データをオブジェクト・ストアに配置します。
親トピック: パイプラインの作成および構成
問合せ結果をエクスポートするためのパイプラインの作成および構成(タイムスタンプなし)
エクスポート・パイプラインを作成して、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアにデータを自動的にエクスポートできます。このエクスポート・パイプライン・オプションを使用して、パイプラインが定期的に実行してデータをオブジェクト・ストアにエクスポートするSQL問合せを指定します。このエクスポート・オプションを使用すると、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアに最新データを共有して、他のアプリケーションでデータを消費できます。
エクスポート・パイプラインは、Autonomous Databaseからオブジェクト・ストアにデータをエクスポートします。エクスポート・パイプラインを作成すると、パイプラインは一定の間隔で実行され、データをオブジェクト・ストアに配置します。
親トピック: パイプラインの作成および構成
パイプラインのテスト
RUN_PIPELINE_ONCE
を使用して、スケジュール済ジョブを作成せずにパイプラインをオンデマンドで1回実行します。
RUN_PIPELINE_ONCE
は、パイプラインを開始する前にパイプラインをテストする場合に役立ちます。パイプラインを1回実行してパイプラインをテストし、期待どおりに機能していることを確認したら、RESET_PIPELINE
を使用してパイプラインの状態を(RUN_PIPELINE_ONCE
を実行する前の状態に)リセットします。
親トピック: パイプラインの作成および構成