Oracle GoldenGateを使用したAutonomous Databaseによるデータのレプリケート

Oracle GoldenGateおよびOracle GoldenGate Cloud Serviceを使用して、データをAutonomous Databaseにレプリケートできます。Autonomous Databaseから変更を取得し、Oracle GoldenGateでサポートされるターゲット・データベースまたはプラットフォーム(専用Exadataインフラストラクチャ上の他のAutonomous Databaseを含む)にレプリケートできます。

Oracle GoldenGateは、複数のシナリオにおいて効率的なデータ・レプリケーション・ソリューションを提供します。その一部を次に示します:
  • Autonomous Databasesとの間のデータ移行
  • 次のものをサポートするためのリアルタイムのデータ取得およびレプリケーション:
    • スケーラブルなアクティブ/アクティブ・アーキテクチャ
    • リアルタイム・データ・ウェアハウス
    • ビッグ・データ統合
    • リアルタイム・ストリーミング分析
データ・レプリケーション設定でAutonomous Databaseがソース・データベース(extract)かターゲット・データベース(replicat)のどちらとして構成されているかに応じて、次に示す1つ以上のタスクを実行する必要があります:
  • GGADMINアカウントのロック解除: GGADMINは、Autonomous Databaseの事前作成済のOracle GoldenGateデータベース・ユーザーです。このアカウントは、Autonomous DatabaseでExtractとReplicatの両方に使用され、Oracle GoldenGateでデータ・レプリケーションを構成する前にロック解除する必要があります。詳細は、Oracle GoldenGate資格証明の確立を参照してください。
  • Autonomous Databaseから取得するためのExtractの構成:これは、Autonomous Databaseをデータ・レプリケーション・アクティビティのソース・データベースとして使用する場合にのみ必要です。詳細は、Autonomous Databaseから取得するためのExtractの構成を参照してください。
    ノート

    GoldenGateの取得サポートは、バージョン19.11以上を実行している自律型コンテナ・データベースで使用できます。
  • Autonomous Databaseに適用するためのReplicatの構成:これは、Autonomous Databaseをターゲット・データベースとしてデータ・レプリケーション・アクティビティで使用する場合にのみ必要です。詳細は、Autonomous Databaseに適用するためのReplicatの構成を参照してください。
    並列Replicatは、パフォーマンスを向上させるために並列でトランザクションを適用するReplicatの一種です。Autonomous Databaseでは、統合モードでパラレルReplicatがサポートされます。つまり、ご使用の環境でパラレル・レプリケーションを作成(または追加)して構成することもできます。詳細は、「パラレルReplicatの使用」を参照してください。
    ノート

    パラレルReplicatは、オーバープロビジョニングされたAutonomous Databases、つまり、小数OCPU (1 OCPU未満)でプロビジョニングされたデータベースではサポートされていません。

ヒント:

Oracle Goldengateレプリケーションを使用したAutonomous Databaseへのライブ移行を試してみる場合は、フリート管理者専用Oracle Autonomous Databaseワークショップラボ10: Oracle GoldenGate レプリケーションを実行します。