新機能のご案内(2021)

2021年にAutonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureに行われた注目すべき変更に関する発表。

トピック:

2021年12月

機能 説明
Autonomous Exadata VMクラスタの導入と、専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseを含むすべてのExadata Cloudベース・サービスの共通Exadataインフラストラクチャ・リソースへのシフト。 Autonomous Databaseのインフラストラクチャ設定は、新しいAutonomous Exadata VMクラスタ・インフラストラクチャ・リソースの導入により、新しい形になります。主な変更点は次のとおりです:
  • 既存のモデルのAutonomous Exadata InfrastructureリソースはExadataインフラストラクチャ(EXA)に置き換わりました。
  • Exadataインフラストラクチャ・リソースの上にプロビジョニングできるAutonomous Exadata VMクラスタ(AVM)。これは、Autonomous Container Databaseを定義するための新しいレイヤーです。
  • ネットワーキング、ライセンス構成および証明書管理は、Exadataインフラストラクチャ・リソースからAutonomous Exadata VMクラスタ・リソースに移行します。
  • ExadataインフラストラクチャおよびAutonomous VMクラスタ・リソースに関する新しいイベント。
参照先:
暗号化キー・バージョンOCIDおよびキー・ローテーション履歴

Autonomous Container Databaseの顧客管理キーをローテーションするたびに、キー・バージョンOCIDを表示できるようになりました。

対応するAutonomous Container Databaseおよびそれに関連付けられたAutonomous Databaseの詳細ページには、最新のキー・バージョンOCIDおよびキー履歴が表示されます。

2021年11月

機能 説明
Oracle Exadata Cloud@Customerデプロイメント上のAutonomous DatabaseのOracle Operator Access Control。

Exadata Cloud@Customer上の専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous Databaseにデプロイされたクライアント仮想マシンを制御できるように、オペレータ・アクセス制御が拡張されました。

Exadata Cloud@Customerインフラストラクチャのオペレータ・アクセス制御と同様に、お客様はExadata Cloud@Customer上にデプロイされたAutonomous Virtual MachineクラスタにOracleオペレータ・アクセス制御を適用できるようになりました。

詳細は、Oracleオペレータ・アクティビティの監査を参照してください。

UTL_SMTPを使用したメールの送信に関するドキュメントの追加。 UTL_SMTPを使用して電子メールを送信するためのステップとサンプル・コードを示すように、ドキュメントが更新されました。

詳細は、専用Autonomous Databaseでのメールの送信を参照してください。

データベース管理サービスとの統合。 データベース管理サービスを使用して、単一のAutonomous DatabaseまたはAutonomous Databasesのフリートのヘルスをモニターできるようになりました。

データベース管理サービスの詳細、およびAutonomous Databaseでそれを有効にする方法については、データベース管理サービスを使用したデータベースのモニターを参照してください。

2021年10月

機能 説明
データベースPL/SQLパッケージのUTL_HTTPおよびUTL_SMTP 専用Exadataインフラストラクチャ上のAutonomous DatabaseからUTL_HTTPおよびUTL_SMTPパッケージを使用できるようになりました。参照

詳細は、データベースPL/SQLパッケージの使用に関するノートを参照してください。

クロス・リージョン・デプロイメントを使用するAutonomous Container Databaseでの顧客管理の暗号化キー。 プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースが異なるリージョンに配置されたAutonomous Data Guard対応のAutonomous Container Databaseで、顧客管理の暗号化キーを使用できるようになりました。

独自のキーを使用したクロスリージョンDataguardによるAutonomous Container Databaseのプロビジョニングの詳細は、Autonomous Container Databaseの作成を参照してください。

Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureでの顧客管理キーの使用の詳細は、次のトピックを参照してください:

2021年9月

機能 説明
Exadata Cloud@Customerデプロイメントで使用可能になったX9M-2システム。 Oracle Exadata Cloud@Customer上にAutonomous Databaseデプロイメントを作成する場合、X9M-2 Exadata Database Machineシステムにデプロイできるようになりました。

Autonomous DatabaseでサポートされているX9M-2システムの容量および特性の詳細は、Exadata X9M-2システムを参照してください。

Autonomous Databaseの「詳細」ページの、SODAの新しいタイル 「詳細」ページからAutonomous DatabaseのSODAドライバをダウンロードできるようになりました。

詳細な手順については、Simple Oracle Document Access (SODA)を参照してください。

2021年7月

機能 説明
Autonomous Databaseアプリケーションの共有サーバー構成を有効化および構成する方法を説明するドキュメントの追加。 Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureは、接続プールなしで設計されたレガシー・アプリケーションをメンテナンスするための共有サーバー構成をサポートしています。

Autonomous Databaseドキュメントが更新され、共有サーバー構成に関する情報およびAutonomous Databaseアプリケーションでそれを有効にする方法の説明が更新されました。『高可用性のための接続』共有サーバー構成に関する項を参照してください。

2021年6月

機能 説明
小数単位のOCPUおよびGBストレージ。 0.1 から0.9のOCPUおよび32 GBとExadataシェイプの最大使用可能ストレージの間のGBサイズを使用して、1 OCPU数未満のAutonomous Databasesを作成またはクローニングできるようになりました。詳細は、次を参照してください: Autonomous Databaseの「詳細」ページで、小数単位のOCPUからスケール・アップしたり、小数単位のOCPUにスケール・ダウンすることもできます。詳細は、次を参照してください:
Exadata Cloud@Customer上のAutonomous Data Guardが有効になっているAutonomous Databaseに対するOracle Key Vault (OKV)内の顧客管理キー オンプレミスのOracle Key Vault (OKV)をExadata Cloud@Customer上のAutonomous Data Guardが有効になっているAutonomous Databasesと統合し、Oracle Key Vaultに格納されている顧客管理キーを使用してクリティカルなデータを保護できるようになりました。

詳細は、Oracle Key Vault内の顧客管理キーの使用を参照してください。

2021年5月

機能 説明
ネットワーク・アクセス制御リストを使用したアクセスの制限

Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureデプロイメントに追加のセキュリティを定義するには、特定のIPアドレスまたはCIDRブロックを含むネットワーク・アクセス制御リスト(ACL)を設定します。この機能は、以前はOracle Exadata Cloud@Customer上のAutonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureデプロイメントでのみサポートされていたため、Oracle Cloud上のAutonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureデプロイメントでもサポートされるようになりました。

ACLを使用すると、Autonomous Databaseのネットワーク・アクセスを特定のアプリケーションまたはクライアントに制限することで、きめ細かいアクセス制御ポリシーを形成できます。専用Autonomous Databaseのアクセス制御リストの設定を参照してください。

Oracle Exadata Cloud@Customerデプロイメント上のAutonomous DatabaseのOracle Operator Access Control。

Oracle Operator Access Controlは、Oracleオペレータがインフラストラクチャ上で実行するすべてのアクションの綿密な管理と監査証跡を維持できるようにするコンプライアンス監査システムです。

Oracle Operator Access ControlをOracle Exadata Cloud@Customerデプロイメント上のAutonomous Databaseで使用できるようになりました。

詳細は、『Oracle Autonomous Database専用Exadataインフラストラクチャ・フリート管理者ガイド』Oracleオペレータ・アクティビティの監査に関する項を参照してください。

2021年4月

機能 説明
複数の可用性ドメインにまたがってAutonomous Data GuardがデプロイされているAutonomous Container Databaseでの顧客管理の暗号化キー。 プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースが同じリージョン内の異なる可用性ドメインに配置されたAutonomous Data Guard対応のAutonomous Container Databaseで、顧客管理の暗号化キーを使用できるようになりました。
Oracle GoldenGateのCaptureおよびReplicatのサポート

Oracle GoldenGateおよびOracle GoldenGate Cloud Serviceを使用して、データをAutonomous Databaseにレプリケートできるようになりました。Autonomous Databaseから変更を取得し、Oracle GoldenGateでサポートされる任意のターゲット・データベースまたはプラットフォーム(他のAutonomous Databaseを含む)にレプリケートできます。

Oracle GoldenGateを使用したAutonomous Databaseによるデータのレプリケートを参照してください。

Oracle Cloud Infrastructureのナビゲーション・メニューが変更されました。

Oracle Cloud Infrastructureコンソールの左側のナビゲーション・メニューがアップグレードされました。

改善点のいくつかを次に示します:
  • お気に入りのサービスをすぐにアクセスできるようにピン留めしたり、単に最近使ったものから選択することで、メニューをカスタマイズできるオプション。
  • サービスの論理グループ別の分類、およびメニュー・アイテムのインライン検索ができるようになり、サービスの検索が容易になりました。
  • 最上位レベル・カテゴリと個々のサービスの概要ページでは、カテゴリまたはサービスの最上位レベルの概要またはサマリーのビューが提供されます。
パブリック・クラウド上のAutonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureデプロイメントで使用可能なX8Mシステム。

Oracle Public Cloud上に専用Autonomous DatabaseAutonomous Databaseデプロイメントを作成するときに、X8M Exadata Database Machineシステムにデプロイできるようになりました。

Autonomous DatabaseでサポートされているX8Mシステムの容量および特性の詳細は、インフラストラクチャ・シェイプの特性を参照してください。

ソフトウェアで保護されたキーのサポート。

Vaultサービスのソフトウェア・ファイル・システムに格納されているマスター暗号化キーを使用して、Autonomous Container Databaseをプロビジョニングできるようになりました。

Oracle Key Vaultでの顧客管理キーの使用の詳細は、Vaultサービスでの顧客管理キーの使用を参照してください。

2021年2月

機能 説明
Oracle Database Actions SQL Developer Webは、データベース・アクションという名称になりました。データベース・アクションは、Autonomous Databaseの開発ツール、データ・ツール、および管理とモニタリングの機能を備えたWebベースのインタフェースです。データベース・アクションを使用すると、データをロードし、ワークシートでSQL文、問合せおよびスクリプトを実行できます。

詳細は、データベース・アクションを使用した接続を参照してください。

クリティカルなサービス・リクエストに対する個別パッチ適用 Oracleでは、My Oracle Supportに提出されたクリティカルなサービス・リクエストに対して個別パッチを生成できるようになりました。サービス・リクエストがクリティカルであり、迅速に解決するために個別パッチが必要であることにお客様とオラクル社が同意した場合、サービス・チームが個別パッチを生成して、それを使用できるようにします。個別パッチの管理方法については、『Oracle Autonomous Database専用Exadataインフラストラクチャ・フリート管理者ガイド』専用Autonomous Databaseのサービス・メンテナンスに関する項を参照してください。

2021年1月

機能 説明
Autonomous Data Guardが有効になっている専用データベースにネットワーク・アクセス制御リストを使用してアクセスを制限します。 Oracle Exadata Cloud@Customer上のAutonomous Data Guardが有効になった専用データベースで、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに別々のアクセス制御リスト(ACL)を定義できるようになりました。デフォルトでは、スタンバイ・データベースはプライマリ・データベースに定義されているACLを継承します。ただし、必要に応じて、スタンバイ・データベースに別のACLを指定できます。詳細は、『専用ExadataインフラストラクチャでのOracle Autonomous Databaseの使用』専用Autonomous Databaseのアクセス制御リストの設定に関する項を参照してください。