NLBヘルスの確認
Compute Cloud@Customerで、ヘルス・ステータス・インジケータを使用して、ネットワーク・ロード・バランサ(NLB)とそのリソースのヘルスを確認します。
NLB、バックエンド・セットおよびバックエンド・サーバーでヘルス・ステータス・インジケータおよびサマリーを表示できます。
Compute Cloud@Customerでは、Network Load Balancer (NLB)ヘルス・チェックは、バックエンド・サーバーの可用性を確認するためのテストです。これらのテストは、バックエンド・サーバーとのTCP接続を試行し、接続ステータスに基づいてレスポンスを検証する形で行われます。
指定されたバックエンド・セット・サーバーのヘルス・ステータスは、プライマリNLBとスタンバイNLBによってレポートされます。
ヘルス・チェック・ポリシーには、バックエンド・サーバーが継続的に監視されるように、指定した時間間隔が含まれます。サーバーがヘルス・チェックに失敗すると、NLBは一時的にそのサーバーをローテーションから除外します。サーバーが後でヘルス・チェックに合格すると、NLBはそれを回転に戻します。
ヘルス・チェック・ポリシーは、バックエンド・セットの作成時に構成されます。
HTTPサービスが誤って構成されていたり、他に問題があったりしても、TCPハンドシェイクは成功し、サービスは稼働中であると示される可能性があります。ヘルス・チェックではエラーは返されませんが、トランザクション障害が発生する可能性があります。
このサービスは、可用性を向上し、アプリケーション・メンテナンス・ウィンドウを短縮するのに役立つアプリケーション固有のヘルス・チェック機能を提供します。
ヘルス・ステータス・インジケータは、NLBとそのバックエンド・サーバーおよびセットの一般的なヘルスをレポートするために使用されます。ステータスには、次のものがあります。
ok
– 注意は必要ありません。リソースは正常に機能しています。warning
– 一部のレポート・エンティティに注意が必要です。リソースが最大効率で機能していないか、リソースが不完全で追加作業が必要です。critical
– 一部またはすべてのレポート・エンティティに迅速な対応が必要です。リソースが機能していないか、予期しない障害が発生するおそれがあります。unknown
– ヘルス・ステータスを特定できません。リソースが応答していないか、遷移中のため時間の経過とともに他のステータスに移行する可能性があります。
ヘルス・ステータスは3分ごとに更新されます。これより短い間隔は使用できません。履歴ヘルス・データが指定されていません。