タスクの受信パラメータの構成

この手順がタスクに適用できるのは、パラメータが割り当てられている場合、または統合タスクの基礎となるデータ・フローにある場合のみです。

割り当てられたパラメータには、パイプラインの設計時および実行中に使用されるデフォルト値があります。

必要な場合は、設計時および実行時に受信パラメータのデフォルト値をオーバーライドできます。また、受信パラメータの式で使用されているパラメータのデフォルト値をオーバーライドすることもできます。

値をオーバーライドするには、設計時に別の値を直接設定するか、実行時に設定する値のパイプライン・ユーザー定義パラメータを追加します。該当する場合は、システム・パラメータ値または前の演算子からの出力の値を入力に割り当てることもできます。

  1. パイプラインのキャンバスで、受信パラメータの値を表示または構成するタスクを選択します。
  2. 選択したタスクの「プロパティ」パネルで、「構成」をクリックします。
  3. 「構成されている受信パラメータ」の横で、構成済で使用可能になっている受信パラメータの数を確認します。
    たとえば、0/4は、このタスク内で4つの受信パラメータが使用可能であり、いずれも再構成されていないことを意味します。
  4. 「構成されている受信パラメータ」の横にある「構成」をクリックします。
  5. 「受信パラメータの構成」ページで、再構成可能な入力を確認します。
    入力にはデフォルト値があります。受信パラメータが再構成されている場合、入力には構成済の値が含まれます。構成済の値には、ユーザー定義パラメータ名と、カッコで囲んだ構成済の値を含めることができます。
  6. (オプション)再構成するパラメータ・タイプおよび値の行で、「構成」をクリックします。
    受信パラメータがすでに再構成されている場合は、「編集」をクリックして構成済値を変更するか、「クリア」をクリックして値を削除します。
  7. 選択したパラメータに対して表示される「<type>の受信パラメータの構成」ページで、入力構成オプションのいずれかを実行し、「完了」をクリックして前のページに戻ります。

    受信パラメータを構成する場合は、次の点に注意してください。

    • データ統合システム・パラメータSYS.LAST_LOAD_DATEによって管理される日付を使用するようにBICCソースの増分抽出戦略が構成されている場合、設計時に日付値を変更することはできません。

    • BICCソースの増分抽出戦略が、追加したパラメータ化された最終抽出日を使用するように構成されている場合は、設計時および実行時に日付値を変更できます。

    • パラメータ化されたターゲット・データ・エンティティがマージ戦略を使用するように構成されている場合は、マージ・キーの選択を変更できます。

    • ステージングの場所を必要とするパラメータ化されたデータ・アセットの場合: そのデータ・アセットにデフォルトのステージングの場所が指定されていないデータ・アセットを選択すると、データ統合によって警告通知が表示されます。通知が表示されたら、次のいずれかのオプションを選択します。
      • デフォルト・ステージングの場所を追加して、そのデータ・アセットを更新します。
      • デフォルトのステージングの場所を持つ別のデータ・アセットを選択します。
    • パラメータ化されたOCIデータ・フロー・タスクの場合:

      • パラメータ化されたドライバまたはエグゼキュータ・シェイプでは、パラメータに非フレキシブル・シェイプが構成されている場合、OCPUおよびメモリー値は無視されます。OCPUおよびメモリー値は、パラメータ値としてフレキシブル・シェイプを構成する場合にのみ使用されます。

      • フレキシブル・シェイプのパラメータ化されたOCPUおよびメモリー値を使用して、そのプロパティで許容される値の範囲内にある値を指定してください。OCPUに許容される値は、フレキシブル・シェイプによって異なります。メモリーの許容値は、OCPUの値によって異なります。

    入力オプション 説明
    値の割当て

    直接値を指定して、このパラメータのデフォルト値をオーバーライドします。値の指定方法は、受信パラメータ・タイプによって異なります。

    たとえば、数値、文字列または日付タイプの場合はフィールドに値を入力しますが、データ・アセット、接続、スキーマおよびデータ・エンティティ・タイプのパラメータにはメニューを使用して値を選択します。条件または式タイプの場合は、条件または式エディタを使用します。

    前の演算子出力

    前の演算子の出力値をこのパラメータの入力として使用するには、使用可能な出力のリストから値を選択します。

    選択できるのは、受信パラメータと同じタイプの出力のみです。

    たとえば、受信パラメータがSTRINGの場合、使用できるのはSYS.STATUSとSYS.ERROR_MESSAGEのみです。

    パラメータの割当て

    パイプラインの実行時に、パイプライン・パラメータを指定して別の値を設定します。受信パラメータの入力としてユーザー定義パラメータまたはシステム・パラメータを割り当てることができます。

    • ユーザー定義パラメータの使用: 使用可能なパラメータ(ある場合)のリストから、既存のユーザー定義パラメータを選択します。選択できるのは、受信パラメータと同じタイプのパラメータのみです。

      該当する場合は、「パラメータの追加」をクリックして、パイプラインで選択できるパラメータを作成します。表示される「パラメータの追加」パネルで、パラメータの名前と説明(オプション)を入力します。データ・タイプは受信パラメータのタイプと同じであり、変更できません。パラメータの残りのフィールドの定義方法は、受信タイプによって異なります。パラメータを作成するには、「追加」をクリックします。デフォルトでは、新しく追加したユーザー定義パラメータが選択されます。

    • システム・パラメータの使用: ランタイム・システムによって生成された使用可能なパラメータ(ある場合)のリストから、システム・パラメータを選択します。選択できるのは、受信パラメータと同じタイプのシステム・パラメータのみです。OCIDシステム・パラメータは、STRINGとして処理されます。

      たとえば、受信パラメータがVARCHARの場合、使用可能なのはTASK_RUN_NAME、TASK_RUN_KEY、PARENT_TASK_RUN_KEY、TASK_SCHEDULE_TIMEZONE、PIPELINE_NAMEおよびPIPELINE_IDENTIFIERのみです。

  8. 「受信パラメータの構成」ページで、再構成したパラメータの「デフォルト値」および「構成済の値」を確認します。
    構成済の値には、ユーザー定義パラメータ名と、カッコで囲んだ構成済の値を含めることができます。
  9. 必要に応じて、ステップ6と7を繰り返して他の入力値を構成します。また、「編集」または「クリア」をクリックして、以前に構成した値を変更することもできます。
  10. 「受信パラメータの構成」ページで、タスクの受信パラメータの値の構成を完了したら、「構成」をクリックします。