データ統合のメトリック

データ統合のメトリックは、データ統合インスタンスに格納されているオブジェクトの数、ソースから読み取られたバイト数(GB単位)、およびタスク実行数を測定するのに役立ちます。

用語

メトリックを理解するには次の用語が役立ちます:

ネームスペース

データ統合のメトリックのためのコンテナ。ネームスペースは、メトリックを送信するサービスを識別します。データ統合のネームスペースはoci_dataintegrationです。

メトリック

テレメトリおよびモニタリングにおける基本概念です。メトリックは、データポイントの時系列セットを定義します。各メトリックは、ネームスペース、メトリック名、コンパートメント識別子、1つ以上のディメンションのセット、および測定単位によって一意に定義されます。各データポイントには、タイム・スタンプ、値および件数が関連付けられています。

ディメンション

メトリックに関連付けられた特性を定義するキーと値のペア(例: resourceIdはデータ統合ワークスペースOCIDです)。

統計

指定された期間にわたるメトリック・データの集計。集計は、指定された期間中のネームスペース、メトリック名、ディメンションおよびデータ・ポイント測定単位を使用して行われます。

アラーム

操作のモニタリングおよびパフォーマンスを自動化する場合に使用します。アラームは、特定の期間にわたって発生した変更をトラッキングし、メトリックに定義されたルールに基づいて、1つ以上の定義済アクションを実行します。

• アイデンティティ・ドメイン・ポリシーを持つOCI IAM: リソースをモニターするには、コンソールを使用しているか、REST APIをSDK、CLIまたはその他のツールとともに使用しているかに関係なく、管理者によって記述されたポリシーで必要なアクセスのタイプが付与されている必要があります。ポリシーでは、モニタリング・サービスおよびモニター対象リソースへのアクセス権が付与されている必要があります。アクションを実行しようとして、権限がないか認可されていないというメッセージが表示された場合は、付与されているアクセス権のタイプおよび作業するコンパートメント を管理者に確認してください。モニタリングのためのユーザー認可の詳細は、関連するサービス(モニタリングまたは通知)の「認証と認可」セクションを参照してください。

• このページにリストされたメトリックは、作成するデータ統合インスタンスに対して自動的に使用可能になります。これらのメトリックを取得するためにリソースのモニタリングを有効にする必要はありません。

データ統合メトリックには次のディメンションを含まれることがあります:

APPLICATIONID

タスクが公開されるアプリケーションのID。

COMPARTMENTID

コンパートメントのOCID

RESOURCEID

BytesReadInGB、BytesWrittenInGB、PipelineRunDurationInHoursおよびWorkspaceUsageInHourの場合、RESOURCEIDはワークスペースのOCIDです。TaskRunsの場合、RESOURCEIDはタスクIDまたはタスク・キーです。

TASKID

タスクのID。

TASKNAME

タスクの名前。

TASKTYPE

タスクのタイプ。

TASKSTATUS

タスク実行のステータス。

WORKSPACEID

タスク実行が実行されたワークスペースのOCID。

メトリック・チャートを表示する方法を次に示します:

1. コンソールのナビゲーション・メニューで、「可観測性および管理」を選択します。
2. 「モニタリング」で、「サービス・メトリック」を選択します。
3. 「コンパートメント」で、目的のデータ統合ワークスペースが含まれるコンパートメントを選択します。
4. 「メトリック・ネームスペース」で、「oci_dataintegration」を選択します。

「サービス・メトリック」ページが動的に更新され、選択したメトリック・ネームスペースによって生成された各メトリックのチャートが表示されます。

APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKs and the CLI (ソフトウェア開発キットおよびコマンドライン・インタフェース)を参照してください。

モニタリングには、次のAPIを使用します:

• メトリックおよびアラーム用のモニタリングAPI
• 通知用の通知API (アラームで使用)