パッチの理解

データ統合では、アプリケーションの公開済タスクに対する更新がパッチに含まれています。タスクをアプリケーションに公開する、またはタスクを非公開にすると、アプリケーション内にパッチが作成されます。

タスクのグループを同時に公開すると、パッチが1つのみ作成されます。

パイプライン・タスクを公開すると、パイプライン・タスクに対してのみパッチが作成されます。パイプライン内の個々のタスクに対してパッチは作成されません。過去にパイプライン内の個々のタスクが明示的に公開されている場合、公開済のタスクはアプリケーション内でリフレッシュされますが、パッチは作成されません。

また、アプリケーションを別のアプリケーションのコピーとして作成した場合にも、パッチが作成されます。ソース・アプリケーションのタスクが新しいアプリケーションにコピーされると、新しいアプリケーションの最初のパッチが作成されます。

アプリケーションの詳細ページの「パッチ」セクションに、アプリケーション内に作成されているすべてのパッチのリストが表示されます。パッチについて次の詳細がリストされます:

  • パッチ時間: パッチが適用される時間
  • ステータス: パッチのステータス。取り得る値は、[成功]、[進行中]、[キュー済]または[失敗]です
  • タイプ: パッチのタイプ
    • 公開: タスクが別のアプリケーションのコピーではないアプリケーションに公開される場合
    • 非公開: タスクが別のアプリケーションのコピーではないアプリケーションから非公開にされる場合
    • 同期: 別のアプリケーション(ソース)から既存のリソースのコピーを作成してアプリケーション(ターゲット)が作成されるとき、およびその後アプリケーション(ターゲット)がソース・アプリケーションからの変更と同期されるとき。アプリケーションがアプリケーション・テンプレートから作成された場合にも、同期パッチが作成されます。
  • 開始者: パッチのイニシエータ
  • 説明: システムによって生成された説明

パッチの「アクション」メニューには、次のオプションがあります:

  • 詳細の表示: パッチに関連付けられているタスクおよび依存オブジェクトが表示されます。使用可能な場合は、パッチに関連するエラーも表示されます。
  • パッチ・キーのコピー: データ統合APIで使用できるパッチのキーをクリップボードにコピーします。

パッチに関連するCLIコマンドおよびAPI操作については、アプリケーションのデータ統合のCLIおよびAPIドキュメントを参照してください。