プライマリ・データベースの監視
Oracle Data Guardの構成には、1つの本番データベース(プライマリ・データベースとも呼ばれる)が含まれており、プライマリ・ロールで機能します。
プライマリ・データベースは、単一インスタンスOracle DatabaseまたはRACデータベースのいずれかです。プライマリ・データベースをモニターするには、「Oracle Databaseフリート・サマリー」ページでデータベースの名前をクリックし、対応する「管理対象データベースの詳細」ページに移動します。
「管理対象データベースの詳細」ページで、プライマリ・データベースに対して次のタスクを実行できます:
- 「管理対象データベースの情報」セクションで「データベース・ロール」を表示します。「詳細」をクリックして、フラッシュバックが有効かどうかを表示することもできます。
- 左側のペインの「リソース」の下にある「Data Guard」をクリックして、Data Guard関連情報、および「期間」ドロップダウン・リストで選択した期間のプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースのパフォーマンスの概要を示す次のチャートを表示します。
ノート
- データベース管理では、リージョン内のData Guard構成の詳細およびパフォーマンス・メトリックのみが表示されます。たとえば、リージョン間Data Guard構成の場合、スタンバイ・データベースが別のリージョンにあると、スタンバイ・データベースのパフォーマンス・メトリックおよびその他の情報は表示されません。同様に、リージョンを変更すると、プライマリ・データベースのパフォーマンス・メトリックおよびその他の情報は表示されません。
- 現在、データベース管理ではプラガブル・データベース(DGPDB)ごとのData Guardの監視はサポートされていません。
- プライマリ・データベース: このセクションのチャートには、プライマリ・データベースの次のパフォーマンス・メトリックが表示されます:
- コミット済: コミットされたトランザクションの数。
- ロールバック: ロールバックされたトランザクションの数。
- REDO生成率: 生成されたREDOの量。
- スタンバイ・データベース: このセクションのチャートには、選択したコンパートメント内のすべてのスタンバイ・データベースの次のパフォーマンス・メトリックが表示されます:
- 適用ラグ: スタンバイ・データベースがプライマリ・データベースより遅れている秒数。
- トランスポート・ラグ: スタンバイ・データベースでまだ使用できないREDOの秒数。
- REDO適用率: スタンバイ・データベースに適用されるREDOの量。
パフォーマンス・チャートの下には、プライマリ・データベースのスタンバイ・データベースのリストと、そのパフォーマンス・メトリックの平均値が表示されます。スタンバイ・データベースの名前をクリックすると、スタンバイ・データベースの「管理データベースの詳細」ページに移動できます。