実行計画ダイアグラムの使用
この機能は、MySQLデータベース・サービスでは使用できません。
「プレーン・ダイアグラムの説明」ビューは、EXPLAIN PLAN文の結果のデフォルト表であるPLAN_TABLE
の内容をグラフィカルに表現したものです。実行計画のステップの階層的な性質を図に示します。
デフォルトでは、3つのレベルのステップが図に表示されます。各ステップの下部にある+/-記号(ステップに子がある場合に使用可能)を使用して、展開または縮小できます。図のすべてのステップを表示するには、ツールバーの 「すべて展開」を使用します。

この図には、次の詳細も示されています。
- カーディナリティ(親ステップへの矢印の数)は、処理された行数です
- そのステップで適用される操作とオプション
- 実行順序。実行順序の連番です。
- アクセス述語CPUコスト(パーセンテージ)(オレンジ色のバー)
- ステップの合計CPUコスト(パーセント)(青の円)
- 見積I/Oコスト、処理バイト数およびコスト・メトリック
ステップ内のこれらの統計にマウスを重ねると、簡単な説明ポップアップが表示されます。

ツールバーのアイコンは次のとおりです。
-
拡張ビュー:
PLAN_TABLE
のデータが混合表/ツリー・ビューに表示されます。ダイアグラム・ビューに戻すために使用できる「ダイアグラム・ビュー」アイコンがあります。 -
ダイアグラムの印刷: ダイアグラムを印刷します。
-
SVGに保存: ダイアグラムをSVG形式でファイルに保存します。
-
ズーム・イン、ズーム・アウト: ダイアグラムでステップが選択されている場合、「ズーム・イン」アイコンをクリックすると、そのステップが画面の中央に残ります。
-
画面に合せる: 表示領域内の図全体を合せます。
-
実績サイズ: ズーム係数を1に設定します。
-
すべて展開: 図のすべてのステップを表示します。
-
ダイアグラムのリセット: ダイアグラムを初期ステータスにリセットします。つまり、3つのレベルのステップのみが表示されます。
-
情報の表示: 実行計画機能で使用される
SELECT
文を表示します。 -
最小表示合計CPUコスト(%): 合計CPUコストが指定された値より少ないステップをフィルタするためのしきい値を定義します。
0 (ゼロ)から100の値を入力します。0のフィルタはありません。
-
計画ノート: 実行計画ノートを表示します。
プロパティ
選択したステップをダブルクリックするか、[Enter]を押して「プロパティ」パネルを開きます。このパネルには、そのステップの詳細情報が表示されます。各プロパティの説明は、『Oracle Databaseリファレンス』のPLAN_TABLEを参照してください。
「プロパティ」パネルには、次の情報が表示されます。
-
PLAN_TABLE
から表形式で抽出された、そのステップのすべての情報。NULLは除外されます。「JSON」を選択すると、JSON形式でプロパティを表示できます。
-
PLAN_TABLE
のOTHER_XML
列からの情報。情報はJSON形式で表示されます。
ナビゲーション
-
実行順序のステップを移動するには、[Tab]キーを押します。選択したステップの周囲には青い枠があります。
逆方向に移動するには、[Shift]+[Tab]キーを押します。
ステップが選択されていない場合は、[Tab]キーを押すと、実行番号1のステップが選択されます。
-
ズーム・レベルに応じて、水平および垂直のスクロールバーを使用して、ダイアグラムの様々な部分を表示します。
マウスの左ボタンを押したまま、ダイアグラムを上下にパンします。
右下にある
アイコンを使用して、図の上部にスクロールします。
-
ダイアグラム・ナビゲータは右上隅にあり、グレーの背景にある図の小さいコピーを表します。四角形の枠線では、ズームインおよびズームアウト操作が可能で、図の異なる部分が表示されます。
図のナビゲータには、CPUコストが1%を超えるステップが降順にリストされています。リスト内のステップをクリックすると、ダイアグラム内の同じステップに移動し、他のステップのコンテキストで表示できます。