Free Tier: UbuntuインスタンスへのWordPressのインストール

• Oracle Cloud Infrastructure Free Tierアカウント。無料で開始。
• sshサポートがインストールされているMacOS、LinuxまたはWindowsコンピュータ。

Ubuntuインスタンスに接続し、ファイアウォール設定を構成します。次のステップに従います:

1. Free Tierアカウントにサインインします。
2. ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックします。「コンピュート」で、「インスタンス」をクリックします。
3. 前のステップで作成したインスタンスへのリンクをクリックします。

   「インスタンス・アクセス」セクションから、システムによって作成されたパブリックIPアドレスを書き留めます。このIPアドレスを使用してインスタンスに接続します。

4. ターミナル・ウィンドウを開きます。
5. パート1で作成したssh暗号化キーを格納したディレクトリに移動します。
6. 次のSSHコマンドを使用してVMに接続します。

   ssh -i <your-private-key-file> ubuntu@<your-public-ip-address>

   VMの作成時に公開キーを特定したため、このコマンドでVMにログインします。sudoコマンドを発行して、サーバーをインストールおよび起動できるようになりました。

7. ファイアウォール設定を更新します。

   次に、HTTPトラフィックを許可するように、iptables構成を更新します。iptablesを更新するには、次のコマンドを実行します。

   sudo iptables -I INPUT 6 -m state --state NEW -p tcp --dport 80 -j ACCEPT

   sudo netfilter-persistent save

   コマンドにより、HTTPトラフィックを許可するルールが追加され、変更がiptables構成ファイルに保存されます。

1. Apacheサーバーをインストール します。

   sudo apt update

   sudo apt -y install apache2

2. 次に、Apacheを起動します。

   sudo systemctl restart apache2

3. これで、サーバーをテストできます。

   curl localhostを使用して、コマンドラインからサーバーをテストできます。または、VMに割り当てられたパブリックIPアドレス(http://<your-public-ip-address>)にブラウザを接続できます。ページは次のようになります:

1. 次のコマンドを使用して、PHPをインストールしてから、いくつかの有用なモジュールをインストールします。

   sudo apt -y install php

   sudo apt -y install php-mysql php-curl php-gd php-zip

2. インストールを検証し、Apacheを再起動します。

   php -v

   sudo systemctl restart apache2

3. PHPテスト・ファイルをVMに追加します。

   sudo vi /var/www/html/info.php

4. ファイルに次のテキストを入力し、ファイルを保存します:

   <?php
   phpinfo();
   ?>

5. http://<your-public-ip-address>/info.phpに接続します。

   ブラウザには、次のようなVM上のPHP構成のリストが生成されます。

   ヒント
   
   イメージは、オペレーティング・システムの更新により異なります。
   

   ApacheおよびPHPがOracle Cloud Infrastructureインスタンスに正常にインストールされました。

   ノート
   
   テストの完了後、info.phpファイルを削除します。

/var/www/htmlディレクトリからの読取りおよび書込みを行うように、Apacheサーバーを設定します。

1. /var/www/htmlディレクトリを編集できるように、ユーザー名をwww-dataグループに追加します。

   sudo adduser $USER www-data

2. ここで、コンテンツ・ディレクトリの所有者を変更します。

   sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html

3. ファイルおよびディレクトリに対する権限を変更します。

   sudo chmod -R g+rw /var/www/html

4. 変更を有効にするには、マシンを再起動します。

次に、WordPressで使用できるようにMySQLサーバーおよびクライアントをインストールして構成します。

1. MySQL Serverパッケージをインストールします。

   sudo apt -y install mysql-server

   このステップにはしばらく時間がかかることがあります。

2. MySQLにサインインします。

   sudo mysql

3. パスワード認証を許可するようにMySQL rootユーザーを変更します。

   mysql> ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY '<your-password>';

   ノート
   
   このパスワードは一時的なものです。rootパスワードは、後のステップでリセットします。
4. MySQLを終了します。

   mysql> exit

5. mysql_secure_installationスクリプトを使用してMySQLを保護します。
   1. スクリプトを実行します。

      sudo mysql_secure_installation

      次の出力が生成されます:

      Securing the MySQL server deployment.

   2. 設定した一時パスワードの入力を求められます。

      Enter password for user root:

      パスワードを入力します。

   3. パスワード検証をオンにします:

      
      VALIDATE PASSWORD COMPONENT can be used to test passwords
      and improve security. It checks the strength of password
      and allows the users to set only those passwords which are
      secure enough. Would you like to set up VALIDATE PASSWORD component?
      
      Press y|Y for Yes, any other key for No:    
                          

   4. Yを選択します。
   5. パスワード検証レベルを選択します。

      
      There are three levels of password validation policy:
      
      LOW    Length >= 8
      MEDIUM Length >= 8, numeric, mixed case, and special characters
      STRONG Length >= 8, numeric, mixed case, special characters and dictionary file
      
      Please enter 0 = LOW, 1 = MEDIUM and 2 = STRONG:                        
                          

   6. rootパスワードを変更します。

      Using existing password for root.
                                      
      Estimated strength of password: XX
      Change the password for root ? ((Press y|Y for Yes, any other key for No) :                            

   7. Yを選択します。
   8. ルート・パスワードを設定します。

      
      New password: 
      
      Re-enter new password: 
      
      Estimated strength of the password: 100 
      Do you wish to continue with the password provided?(Press y|Y for Yes, any other key for No) :
                          

      ノート
      
      このステップでは、前に設定した初期一時パスワードを置き換えます。
   9. Yを選択します。
   10. 残りのセキュリティ・オプションを選択します。

       
       Remove anonymous users? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : 
       Disallow root login remotely? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : 
       Remove test database and access to it? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : 
       Reload privilege tables now? (Press y|Y for Yes, any other key for No) : 
       Success.
       
       All done! 
                           

       ヒント
       
       デフォルト値(すべてのオプションに対してY)を使用することをお薦めします。
6. 新しいパスワードでMySQLにサインインします。

   mysql -u root -p

7. MySQLの認証方式をauth_socketに戻します。

   mysql> ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED WITH auth_socket;

   ヒント
   
   auth_socket認証方式では、MySQLパスワードではなくsudoを使用して認証できます。
8. MySQLを終了します。

   mysql> exit

1. MySQLにサインインします。

   sudo mysql

   MySQLプロンプトが表示されます。

2. デフォルトのデータベースをリストします。

   mysql> show databases;
   +--------------------+
   | Database           |
   +--------------------+
   | information_schema |
   | mysql              |
   | performance_schema |
   | sys                |
   +--------------------+
   4 rows in set (0.01 sec)
                       

3. MySQLのユーザーを作成します。

   mysql> CREATE USER '<your-user-name>'@'localhost' IDENTIFIED BY '<your-password>';
   Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)

4. ユーザーを管理者にします。

   mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO '<your-user-name>'@'localhost';
   Query OK, 0 rows affected (0.01 sec)
                       

5. WordPressデータベースを作成します。

   mysql> create database wpdb;
   Query OK, 1 row affected (0.01 sec)
                       

6. 結果を確認します。

   mysql>show databases;
   +--------------------+
   | Database           |
   +--------------------+
   | information_schema |
   | mysql              |
   | performance_schema |
   | sys                |
   | wpdb               |
   +--------------------+
   5 rows in set (0.00 sec)

7. キャッシュされたメモリーをクリアする権限をフラッシュします。

   mysql> FLUSH PRIVILEGES;
   Query OK, 0 rows affected (0.00 sec)
   
   mysql> exit
   Bye

WordPressをダウンロードし、次のステップに従ってサーバーにインストールします。

1. ターミナル・ウィンドウを開き、tmpディレクトリを作成します。
2. https://wordpress.org/download/からWordPress Linux zipをダウンロードして解凍します。

   wget <url-for-download/filename>.tar.gz

   tar xvfz <download-file-name>.tar.gz

   このコマンドは、WordPressのPHPコードを含むwordpressディレクトリを作成します。

3. wordpressディレクトリの内容を/var/www/htmlディレクトリにコピーします。

   cp -R /home/<your-username>/tmp/wordpress/* /var/www/html

   wordpressディレクトリの内容が/var/www/htmlディレクトリにコピーされます。このコマンドはサンプルです。コマンドは、ディレクトリの名前によって異なる場合があります。

4. /var/www/htmlディレクトリに移動します。

   cd /var/www/html

5. デフォルトのindex.htmlファイルの名前を変更します。

   mv index.html index.html.bk

   これで、ルート・ディレクトリにアクセスすると、デフォルトでindex.phpがロードされるようになりました。

6. wp-config-sample.phpファイルの名前を変更します。

   mv wp-config-sample.php wp-config.php

7. MySQL設定の値を更新します。

   vi wp-config.php

8. ブラウザおよび次のURLを開いて、インストール・スクリプトを実行します: http://<your-public-ip-address>/wp-admin/install.php
   ノート
   
   WordPressブログの管理者アカウントを作成します。インストール・ページから情報を確実に書き留めてください。この情報は、WordPressブログにサインインするために必要です。
9. http://<your-public-ip-address>で新しいブログを開きます

   WordPressに必要なその他の構成を完了します。役に立つリンクを次に示します。

   • WordPressでの最初のステップ。

OCIコンピュート・インスタンスにWordPressブログを設定しました。