コマンド行からインスタンス・メッセージ・パックの数を増やす

Oracle Cloud Infrastructureコマンドライン(OCI CLI)からコマンドを実行することで、インスタンスで使用されるメッセージ・パックの数を増やすことができます。OCI CLIを使用すると、ユーザー・インタフェースで許可されるよりも高いメッセージ・パック値を設定できます(「統合インスタンスの編集」ダイアログ)。

OCI CLIはクラウド・シェルの一部です。クラウド・シェルは、事前認証済のOracle Cloud Infrastructureコマンドラインを含む事前インストールされたLinuxシェルへのアクセスを提供します。クラウド・シェルを参照してください。

ノート

  • CLIからメッセージ・パックの数を更新した後、インスタンスに追加リソースが追加されるまでに最大24時間かかります。
  • メッセージ・パックの数を変更すると、請求方法に影響します。

次のステップでは、インスタンスのメッセージ・パック数を増やす方法の例を示します。クラウド・シェルでは、様々な機能、ツールおよびユーティリティがサポートされています。また、クラウド・シェルへのアクセスが必要なユーザーに特定のIAMポリシーを付与する必要があります。クラウド・シェルを参照してください。

  1. クラウド・シェルへのアクセスを必要とするユーザーを含むグループに次のIAMポリシーを付与します。ユーザー、グループおよびポリシーの設定を参照してください。
    allow group group_name to use cloud-shell in tenancy
  2. 右上隅で、「開発者ツール」アイコンをクリックし、「クラウド・シェル」を選択してクラウド・シェルを開きます。
    この図は、リージョン選択ドロップダウン・リスト(フェニックスが選択されている)、クラウド・シェル・アイコンおよびその他の3つのアイコンを示しています。

    「Cloud Shell」ドロワーが画面の下部に開きます。クラウド・シェルは、クラウド・シェルを開いた選択したリージョンに対してコマンドを実行します(この例では、Phoenixは選択したリージョンです)。
    Welcome to Oracle Cloud Shell.
    Try the new file upload/download capability in Cloud Shell. Access this new feature from the 
    Cloud Shell menu.
    
    Your Cloud Shell machine comes with 5GB of storage for your home directory. Your Cloud Shell (machine 
    and home directory) are located in: US East (Ashburn).
    You are using Cloud Shell in tenancy oicpm as an OCI Federated user 
    oracleidentitycloudservice/my_login_name@example.com
    
    Type `help` for more info.
    my_login_name@cloudshell:~ (us-phoenix-1)$ 
  3. 次のコマンドを入力して、メッセージ・パックの数を増やします。

    この例では、インスタンスは、パック当たり20Kメッセージで構成されているクラウド(BYOL)に取り込まれた既存のOracle Fusion Middlewareライセンス・タイプを使用しています(3は、「統合インスタンスの編集」ダイアログでこのライセンス・タイプに対して選択できる最大値です)。この例は、値を10に増やす方法を示しています。

    oci integration integration-instance update --id OCID_value --message-packs 10
    説明:
    • --idは、インスタンスの一意のOCID識別子です。このオプションは必須です。この値を取得するには、インスタンスの詳細ページにある「OCID」フィールドの「コピー」をクリックします。
    • --message-packsは、インスタンスを増やすことのできるメッセージ・パックの数です。この例では、10が指定されています。

    これらは、指定する最低限必要なオプションです。追加のコマンド行オプションも使用できます。Oracle Integrationインスタンスの更新を参照してください。

    コマンドの実行中に、次のタスクが発生します。
    • 作業リクエストIDの即時レスポンスを受信します。例:
      {
        "opc-work-request-id": "ocid1.integrationworkrequest.oc1.geography-region-1.vmaerdicjfhkgfyaqrkihl6weoxhg6dxktxpdhh5ln6yi2en52xr3bplth4x"
      }
      インスタンスの詳細ページの下部にある「作業リクエスト」セクションでレスポンスを表示します。
    • 構成の変更は迅速に行われ、「作業リクエスト」セクションにこの操作が完了済として表示されます。新しいメッセージ・パック番号がインスタンスの詳細ページに表示されます。値は自動的にリフレッシュされないことに注意してください。すべての統合のリストを含むページに戻ってから、特定のインスタンスを再度クリックして詳細ページで変更を表示する必要がある場合があります。
    • CLIからメッセージ・パックの数を更新した後、インスタンスに追加リソースが追加されるまでに最大24時間かかります。