継続的なログ収集のモニター
継続的なログ収集の設定が完了すると、ホストにインストールされている管理エージェントは、Log Analyticsにアップロードしているログ・データのサイズに関する情報と、発生したエラー(ある場合)を発行します。
このデータは、次のエージェント・ログ収集メトリックを使用して、ログ・ソースごとに表示されます。
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エージェント・データ・アップロード・サイズ(
logCollectionUploadDataSize
): 各ログ・ソースの管理エージェントを介して収集されたログ・データのサイズ。 -
エージェント・データ・アップロード・エラー(
logCollectionUploadFailureCount
): ログ収集中に各ログ・ソースで発生したエラーの数およびエラーのタイプ。
エージェント・データ・アップロード・サイズおよびエージェント・データ・アップロード・エラーのメトリックにアクセスするには、サービス・メトリックを使用したLog Analyticsのモニターを参照してください。
メトリック・データに適用されたフィルタを変更するには、メトリック・エクスプローラでメトリックを表示し、メトリック・ディメンションを変更できます。
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エージェント・ログ収集メトリックの右上隅にある「オプション」メニューをクリックし、「メトリック・エクスプローラで表示」を選択します。
これで、メトリックがメトリック・エクスプローラに表示されます。ここで、チャートをより詳細に表示できます。
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「問合せの編集」をクリックして、メトリックのディメンション名およびディメンション値を選択します。たとえば、特定のホスト
host123
のアップロード・データ・サイズを表示する場合は、メトリック名logCollectionUploadDataSize
、ディメンション名agentHostName
、ディメンション値host123
を選択します。「チャートの更新」をクリックして、クラスタ・ビジュアライゼーションをリフレッシュします。チャートには、指定したホストのアップロード・データ・サイズのみが表示されます。
同様に、タイプ
LogGroupPolicyError
で発生したアップロード・エラーの数を表示する場合は、メトリック名logCollectionUploadFailureCount
、ディメンション名errorCode
、ディメンション値LogGroupPolicyError
を選択します。「チャートの更新」をクリックして、クラスタ・ビジュアライゼーションをリフレッシュします。指定した期間の指定したタイプのアップロード・エラーの数がチャートに表示されます。
メトリック内のデータ・ポイントを表形式で表示するために、「データ表」ビューに切り替えることができます。
メトリック・データのフィルタに使用できるディメンションを次に示します。
ディメンション | メトリック | 詳細 |
---|---|---|
agentHostName |
logCollectionUploadDataSize , logCollectionUploadFailureCount |
Management Agentがインストールされているホストの名前 |
logGroup |
logCollectionUploadDataSize , logCollectionUploadFailureCount |
ログ収集が発生するログ・グループ |
logSourceType |
logCollectionUploadDataSize , logCollectionUploadFailureCount |
ログ・ソース・タイプ。
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resourceId |
logCollectionUploadDataSize , logCollectionUploadFailureCount |
管理エージェントのOCID |
errorCode |
logCollectionUploadFailureCount |
管理エージェントによってレポートされたエラー |
次に、ディメンションerrorCode
のlogCollectionUploadFailureCount
メトリックで管理エージェントによってレポートされる様々なタイプのエラーを示します。
エラー・タイプ | 説明 | 推奨される修正 |
---|---|---|
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ログのアップロード中に認可の失敗が原因で発生します。これは、IAMポリシーが正しくないことが原因です。 HTTPステータス・コード: 404 |
連続ログ収集を有効にするために作成したIAMポリシーを確認し、必要な権限が付与されていることを確認します。管理エージェントを使用した継続的なログ収集の許可を参照してください。 |
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管理エージェントが不正なパラメータでリクエストを送信した場合に発生します。 HTTPステータス・コード: 400 |
エラー・タイプの情報については、Oracle Supportにお問い合せください。 |
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管理エージェントが不正な署名でリクエストを送信した場合に発生します。 HTTPステータス・コード: 401 |
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管理エージェントが、予想よりも大きいペイロードでリクエストを送信した場合に発生します。 HTTPステータス・コード: 413 |
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TooManyRequests |
管理エージェントが、エンドポイント構成で定義された数より多いリクエストを送信した場合に発生します。 HTTPステータス・コード: 429 |
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InternalError |
予期しない例外が管理エージェントでトリミングされる場合に発生します。 HTTPステータス・コード: 500 |
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HTTP Error Code <error code> |
その他すべての予期しないエラー・コードがログ・アップロード・エンドポイントに返されました。 |
各メトリックで実行できるアクションは、サービス・メトリックのアクションを参照してください。