Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

ログ・エクスプローラURLパラメータ

ログ・エクスプローラでは、コンテキストをアプリケーションに渡すことができる複数のURLパラメータがサポートされています。ログ・エクスプローラで、「アクション」をクリックし、「問合せURLのコピー」を選択して、現在表示されているとおりにページをリロードするリンクを取得します。

ビジュアライゼーションおよび問合せパラメータ

ビジュアライゼーションおよび問合せパラメータを使用すると、インテグレータは、ページのロード時にどのデフォルトのビジュアライゼーションおよび問合せフィルタを使用する必要があるかをログ・エクスプローラと通信できます。

パラメータ 説明 サポートされる値 例
ワラジムシ ビジュアライゼーションを設定します
  • pie
  • bar - 垂直バー
  • hbar - 水平棒
  • line
  • sunburst
  • treemap
  • cloud
  • map
  • records
  • table
  • records_histogram
  • table_histogram
  • distinct
  • cluster
  • link
  • tile

  • summary_table

URL: loganalytics/explorer?viz=records_histogram

結果: ログ・アナリティクスは、「ヒストグラム付きレコード」チャートと、このビジュアライゼーションに適したデフォルトの問合せとともにロードされます。

検索 問合せの検索句を更新します。 -

  • 単語のグループのテスト:

    URL: loganalytics/explorer?search='Failed to start'

    結果の問合せ: 'Failed to start' | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • 各単語のテスト:

    URL: loganalytics/explorer?search=Failed start

    結果の問合せ: Failed and start | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • ある単語または別の単語をテストします。

    URL: loganalytics/explorer?search=Failed or start

    結果の問合せ: Failed or start | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords
フィルタ 指定したフィールド/値チェックで問合せを更新します。フィルタは、フィールド名、値およびオプションのコンパレータで指定します。デフォルトでは、EQUALSコンパレータが使用されます。

フィルタのデリミタは__:__ __,__ __;__です

サポートされているコンパレータ:

  • EQUALS (デフォルト値)
  • NOT_EQUALS
  • STARTS_WITH
  • DOES_NOT_START_WITH
  • ENDS_WITH
  • DOES_NOT_END_WITH
  • CONTAINS
  • DOES_NOT_CONTAIN
  • IS_LESS_THAN
  • IS_LESS_THAN_OR_EQUAL_TO
  • IS_GREATER_THAN
  • IS_GREATER_THAN_OR_EQUAL_TO
  • IS_BETWEEN
  • IS_NOT_BETWEEN

  • フィールドがnullに設定されている場合、フィールドのみがテストされます。

    URL: loganalytics/explorer?filters=ospid

    代替URL:

    loganalytics/explorer?filters=OS Process ID

    loganalytics/explorer?filters='OS Process ID'

    結果の問合せ: 'OS Process ID' = null | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • フィールドと値は、フィールドが値と等しいかどうかをテストします。

    URL: loganalytics/explorer?filters=ospid__:__889

    結果の問合せ: 'OS Process ID' = 889 | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • フィールド、値およびコンパレータは、フィールド・コンパレータ値をテストします。

    URL: loganalytics/explorer?filters=ospid__:__889__:__NOT_EQUALS

    結果の問合せ: 'OS Process ID' != 889 | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • 複数のフィルタ(複雑な比較の場合):

    URL: loganalytics/explorer?filters=ospid__:__889__:__NOT_EQUALS__;__ospid__:__3000__:__IS_LESS_THAN

    結果の問合せ: 'OS Process ID' != 889 and 'OS Process ID' < 3000 | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

  • 複数の値:

    URL (過去14日間の高および中の問題): loganalytics/explorer?filters=Problem Priority__:__High__,__Medium__:__equals&timeNum=14&timeUnit=days

    結果の問合せ: 'Problem Priority' in (High, Medium) | stats count as logrecords by 'Log Source' | sort -logrecords

    結果GC設定: この場合は時間パラメータも設定されるため、「時間」はLast 14 Daysに設定されます。

  • エラー:

    フィールドと値の組合せが一致しない場合は、エラーが表示されます。たとえば、ospidはLongで、abcはStringであるため、filters=ospid:abcはエラーになります。

encodedQuery

base64でエンコードされた問合せをURLからデコードし、ログ・エクスプローラで問合せを更新します。

javascriptでは、window.btoa(query)を使用してencodedQueryを構築できます。window.atob(encodedQuery)を使用してデコードします。

これにより、ファイアウォールはクエリー内の特定の文字にフラグを立てなくなります。たとえば、この問合せは、エンコードされていない問合せパラメータ'Previous State' != 'Current State' | eval z = substr(a, 0, 1)を使用してファイアウォールによってフラグが付けられます。

-

エンコードされた問合せを含むURL:

URL: loganalytics/explorer?viz=pie&viz=pie&encodedQuery=KiB8IHN0YXRzIGNvdW50IGFzIGxvZ3JlY29yZHMgYnkgJ0xvZyBTb3VyY2Un

例: loganalytics/explorer?viz=summary_table&filters=Problem Priority__:__High__,__Medium__:__equals&timeNum=14&timeUnit=days&encodedQuery=KiB8IHN0YXRzIGNvdW50IGFzIGxvZ3MgYnkgJ0xvZyBTb3VyY2Un

デコードされた問合せは* | stats count as logs by 'Log Source'です

次に、「問題の優先度」パラメータが検索に追加され、'Problem Priority' in (High, Medium) | stats count as logs by 'Log Source'になります

グローバル・コンテキスト・パラメータ

ログ・アナリティクスが問合せを実行すると、ログ・レコードのサブセットのみが考慮されます。ログ・レコードのセットは、グローバル・コンテキストを考慮して決定されます。これには、コンパートメントや時間などの設定が含まれます。

パラメータ 説明 サポートされる値 例
startTime endTimeと組み合せて、開始時間(UTC (ミリ秒)が使用されます。URLに両方を指定した場合、コンソールにカスタム時間枠が設定されます。 日付(UTCミリ秒)

たとえば、コンソールで次を実行すると、開始時間と終了時間の2つの数字が表示されます。URLに接続して、過去30分間のデータを表示できます。

var now = new Date();

var startTime = now.getTime() - (1000*60) *30;

var endTime = now.getTime();

開始時間と終了時間のサンプルURL: /loganalytics/explorer?startTime=1603735757388&endTime=1603737557388

結果は、ログ・エクスプローラでのカスタム時間で、これらの値が開始時間と終了時間として設定されます。

時間は次の形式でもサポートされます。

/loganalytics/explorer?startTime=Mon Oct 26 2019 16:38:12 GMT-0400&endTime=Mon Oct 26 2020 16:38:12 GMT-0400
endTime 終了時間(UTC (ミリ秒)は、startTimeとともに使用されます。URLに両方を指定した場合、コンソールにカスタム時間枠が設定されます。 日付(UTCミリ秒) startTimeを参照してください。
timeNum ログ・エクスプローラでは、Last 7 daysなどの相対時間がサポートされています。相対時間を指定するには、timeNumを数値に設定し、timeUnitを必要な時間枠に設定します。 0より大きい数値 /loganalytics/explorer?timeNum=42&timeUnit=minutesor/loganalytics/explorer?timeNum=1&timeUnit=day
timeUnit ログ・エクスプローラでは、Last 7 daysなどの相対時間がサポートされています。相対時間を指定するには、timeNumを数値に設定し、timeUnitを必要な時間枠に設定します。
  • SECONDS
  • MINUTES
  • 時間
  • 日
  • 週
  • 月数
  • 年
 timeNumを参照してください。
scopeFilters このパラメータでは、ログ・グループ・コンパートメント、エンティティ、ログ・セットなどのスコープ・フィルタを渡すことができます。

scopeFilters=lg:<logGroupFilter>;en:<entityFilter>;lgste:<logSetFilter>;rg:<regionFilter>;lfe:<logFieldFilter>;mc:<metricCompartmentFilter>;rs:<resourceCompartmentFilter>

説明:

  • logGroupFilter = <logCompartmentOcid>,<includeSubComponents(true/false)>

  • entityFilter = <entityCompartmentOcid>,<includeDependents(true/false)>,<entityOcid>,<entityOcid>,...

  • logSetFilter (encoded)= <logSetNameEncoded>,<logSetNameEncoded>....

  • regionFilter = <region> (For example, us-phoenix-1)

  • logFieldFilter (encoded) = <fieldName>:<fieldValueEncoded>

  • resourceCompartmentFilter = <resourceCompartmentOcid>,<includeSubComponents(true/false)>

  • metricCompartmentFilter = <metricCompartmentOcid>,<includeSubComponents(true/false)>

 /loganalytics/explorer?&scopeFilters=lg:root,true;en:root,true,ocid1...;rs:root,true;lfe:Severity,ZXJyb3I=;rg:us-phoenix-1