インバウンド・レプリケーションの概要

インバウンド・レプリケーションでは、MySQL HeatWave Serviceで構成されたレプリケーション・チャネルを使用して、トランザクションを別の場所からDBシステムにコピーします。チャネルは、ソース(MySQLインスタンスまたは別のDBシステム)をレプリカ(DBシステム)に接続し、ソースからレプリカにデータをコピーします。

非同期レプリケーションは、レプリカを常に実行してソースに接続する必要がないことを意味します。オンラインになったらいつでも新しい更新を取得し、再接続できます。

レプリカDBシステムは、1つのMySQLソースにのみ接続できます。ソース・サーバーはDBシステム・レプリカを制御しないため、書込み権限は必要ありません。レプリカは、構成されたレプリケーション・チャネルを使用してソースに接続し、一連のレプリケーション・ユーザー資格証明を提供します。チャネルによって形成された接続を介して、レプリカはソースからコミットされたトランザクションを取得します。次に、レプリカはそれらのトランザクションをデータベースの独自のコピーに書き込みます。

ノート

インバウンド・レプリケーションは管理対象機能ではありません。チャネルの構成やメンテナンス、およびソースとレプリカ間のトラフィックの適切な構成は、自分の責任で行います。

DB System操作がレプリケーション・チャネルに与える影響

DBシステム操作は、レプリケーション・チャネルに影響します。

  • DBシステムを停止すると、有効なチャネルが停止し、その状態がNeeds Attentionに変更されます。
  • DBシステムを削除すると、DBシステムにアタッチされているすべてのチャネルが削除されます。
  • DBシステムの再起動、アップグレードまたは更新、高可用性の有効化または無効化、またはスイッチオーバーの実行を行うと、操作の進行中にチャネル・レプリケーションが一時的に中断されます。操作が完了すると、レプリケーションが再開されます。チャネルの再開中に、チャネルの状態がUpdatingに変わります。