アウトバウンド・レプリケーションの概要

アウトバウンド・レプリケーションでは、レプリケーション・チャネルを使用して、DBシステムから別の場所にトランザクションをコピーします。チャネルは、ソースDBシステムをレプリカDBシステムまたは外部レプリカに接続し、ソースからレプリカにトランザクションをコピーします。

ノート

アウトバウンド・レプリケーションは管理対象機能ではありません。チャネルの構成やメンテナンス、およびソースとレプリカ間のトラフィックの適切な構成は、自分の責任で行います。

レプリカが外部のMySQLインスタンスの場合は、レプリカでレプリケーション・チャネルを構成します。レプリカが別のDBシステムの場合は、HeatWaveサービスでレプリケーション・チャネルを構成します。

DBシステムのみをソースとして構成できます。読取りレプリカをソースとして構成することはできません。

MySQL 8.3.0-u2より前は、DBシステムでHeatWaveレイクハウスが有効になっている場合、アウトバウンド・レプリケーションを構成できません。

MySQL 8.3.0-u2では、HeatWaveレイクハウスを有効にしたDBシステムでアウトバウンド・レプリケーションを実行できます。

ノート

レイクハウス表は、レプリカDBシステムにのみレプリケートできます。レイクハウス表をオンプレミスのMySQLサーバーなどの外部レプリカにレプリケートすると、レプリケーションがエラーで中断します。

DBシステムから非同期レプリケーションを設定して、次のような目標を達成できます:

  • スケールアウト - アプリケーションがレプリカから読み取られるようにしてロードを分散し、ソースは書込みおよび更新を処理します。
  • データ分散 - 別の場所で使用するデータベースのコピーを作成します。
  • ディザスタ・リカバリ - プライマリの場所が使用できなくなった場合に使用する、リモートの場所にあるデータベースの実行中のコピーを保持します。