HeatWaveノードのプロビジョニング

Oracle Database Service for AzureOracle HeatWaveをプロビジョニングする場合、HeatWave Autopilotを使用してHeatWaveクラスタ・サイズを見積もって、後でHeatWaveノードを作成することを選択できます。この機能を使用して、HeatWaveクラスタのサイズを変更することもできます。

HeatWave Autopilot機能は、データベース・システム内のデータに基づいて適切な数のHeatWaveノードを見積もることができます。この機能を使用できるのは、データベース・システムを作成して移入した後です。

すでに HeatWaveノードがあり、それらにデータをロードしている場合、サイズ変更中およびサイズ変更後に現在ロードされているすべてのテーブルは、それらを削除することを選択しないかぎり、そのままロードされます。古い HeatWaveノードを削除する必要はありません。

HeatWave Autopilotを使用してHeatWaveクラスタHeatWaveノードをプロビジョニングするには、次のステップに従います:

  1. Oracle HeatWaveブレードで、リストからデータベース・システムの名前を選択してその詳細ページを表示します。
  2. 左側のメニュー・バーのHeatWaveタブを選択します。
    1. HeatWaveノードをすでに作成している場合は、その詳細がここに表示されます。ノード数の横にある「編集」リンクを選択して、見積りを使用してHeatWaveクラスタのサイズを変更します。
    2. HeatWaveノードをまだ作成していない場合は、HeatWaveクラスタの作成」を選択します。

    図1-114 HeatWaveクラスタのノードの作成


    図1-114の説明が続きます

  3. 新しい数のHeatWaveノードを入力します。最小値は1で、最大値は64です。または、「見積の生成」を選択して、HeatWave Autopilotを使用して適切な数のHeatWaveノードを見積もります。この機能は、データベース・システムにデータが移入されている場合にのみ機能します。
  4. 見積りを生成すると、データベース・システムでHeatWave Autopilotが検出したスキーマおよび表のリストとともに、推奨ノード数が表示されます。見積りを絞り込むには、Oracle HeatWaveで分析するすべてのスキーマおよび表を選択し、分析しないスキーマの選択を解除します。次に、「見積の再生成」を選択して、新しい見積ノード数を作成します。
  5. スキーマと表の選択を解除した場合、または新しいスキーマと表を選択した場合は、Oracle HeatWaveの自動パラレル・ロード機能heatwave_loadに表示されるコマンドをコピーします。HeatWaveクラスタのサイズ変更後、MySQLシェルまたはMySQLクライアントからこのコマンドを実行して、正しい選択の表でHeatWaveクラスタを再ロードします。
  6. HeatWaveクラスタの変更を先に進めない場合は、「破棄」を選択します。
  7. 見積に問題がなく、先に進む場合は、「適用」を選択して、見積から推奨ノード数をHeatWaveクラスタの新しいノード数として設定します。
  8. 「OK」を選択して、新しいノード数でHeatWaveクラスタを作成します。HeatWaveクラスタに現在ロードされているすべての表は、サイズ変更中および変更後にロードされたままになります。
  9. サイズ変更後に新しいHeatWaveクラスタを作成するか、または追加の表およびスキーマをHeatWaveクラスタにロードする場合は、HeatWaveクラスタの準備ができたら、「完了時」に示すheatwave_loadコマンドを使用します。
    1. データベース・システムと同じAzure VNet上のAzure VMで、MySQLシェルを起動し、\sqlを入力してSQLモードを選択します。
    2. 次のコマンドを実行して、データベース・システムのエンドポイントに接続してグローバル・セッションを開始します。
      \connect <UserName>@<DBSystemEndpointIPAddress>
      • \connect: 新しい接続を確立するためのMySQLシェル・コマンド。
      • <UserName>: HeatWaveクラスタに設定した管理者アカウントのユーザー名。
      • <DBSystemEndpointIPAddress>: データベース・システムのエンドポイントのIPアドレス。これは、デプロイメントの詳細ページの「接続」タブにあります。
      プロンプトが表示されたら、管理者アカウントのパスワードを入力します。
    3. HeatWave Autopilotが提供するコマンドを使用して、自動パラレル・ロードでデータをHeatWaveクラスタに再ロードし、関連する表を追加または省略します。
      たとえば、サンプルのairportdbデータベースを操作しており、weatherdata表をHeatWaveノードから移動する場合、コマンドは次のようになります。
      CALL sys.heatwave_load(JSON_ARRAY('airportdb'), JSON_OBJECT('exclude_list', JSON_ARRAY('weatherdata')));