データベース・ソースの構成(レガシー・メソッド)

これは、AWRハブにデータベース・ソースを構成および追加するための従来の方法です。これは、2023年10月30日より前にAWR Hubユーザーが使用するリファレンス・トピックです。

登録プロセスの前提条件は、登録するデータベースが特定のデータベースの前提条件の詳細は、サポートされているデータベース・バージョンを参照してください。

次に示す前提条件が満たされたら、「データベース情報の登録」ポップアップに示されるPL/SQLスクリプトを実行して、データベースを登録します。

ADB-Sの前提条件

AWRハブが有効になっているソースAutonomous AIデータベースには、AWRスナップショットがアップロードされるオブジェクト・ストレージ・バケットに対する管理権限が必要です。これらの権限を付与するには、次のようにします:

ノート

ソース・データベースが存在するコンパートメントごとに、次の2つのポリシーを作成する必要があります。

  1. OCIコンソールから、コンパートメント内のAutonomous AI Database用のユーザー定義の動的グループを作成します。
    ALL {resource.type = 'autonomousdatabase', resource.compartment.id = '<compartmentId>'}

    前述のポリシーで、compartmentIdプレースホルダを適切な値に置き換えます

    複数のコンパートメントが関係する場合、このポリシーには(コンパートメントごとに1行ずつ)複数の行が必要です。

  2. オブジェクト・ストレージ・バケットを管理するには、ステップ1で定義した動的グループに権限を付与します。
    allow dynamic-group '<UserDefinedDynamicGroupName>' to manage object-family in compartment <Compartment name of the bucket> where ANY{target.bucket.name='<Bucket Name>'} 

    前述のポリシーで、dynamic group namecompartment nameおよびobject storage bucket nameプレースホルダを適切な値に置き換えます。

ADB-Dの前提条件

ADB-Dデータベースを登録する前に、次のステップを実行する必要があります。

  1. Identity and Access Management (IAM)ユーザーを作成し、IAMユーザーによるAWRハブ・オブジェクト・ストレージ・バケットへのアクセスを提供するポリシーを記述します。
  2. IAMユーザーをIAMグループに追加し、次のポリシーを記述して、オブジェクト・ストレージ・バケットを管理する権限をグループに付与します:
    allow group '<UserDefinedGroupName>' to manage object-family in compartment <Compartment name of the bucket> where ANY{target.bucket.name='<Bucket Name>'}
  3. AWRハブ・クラウド資格証明を作成し、クラウド資格証明の作成で説明されているステップに従います。

ソース・データベースの構成

  • 外部データベース:

    AWRハブへの外部データベースの登録の詳細は、サポートされているデータベース・バージョンを参照してください。

  • ADB-SおよびADB-D
    1. 「Opsインサイト」メニューから、「管理」「ウェアハウス」の順に選択します。
    2. 「AWRハブ」タブで、「データベース情報の登録」をクリックします。「データベース情報の登録」ポップアップが表示されます。
      図は、「データベース情報の登録」ダイアログを示しています。

      ここには、ソース・データベースをAWRハブに登録するために使用されるPL/SQLスクリプトが示されています。

    3. 「コピー」をクリックして、PL/SQLコード・ブロックをコピーします。

      ADB-Sの場合、次のPL/SQLブロックを使用してソース・データベースをAWRハブに登録します。

      DECLARE
        -- Ask for database source name (max 10 characters).
        -- The value entered must be unique for each database registered to the same AWR Hub.
        db_src_name VARCHAR2(10) := '&SourceName';
      BEGIN
        -- Enable the resource principal in the database.
        -- This allows uploading AWR snapshots to OCI Object Storage using resource principal credentials.
        DBMS_CLOUD_ADMIN.ENABLE_RESOURCE_PRINCIPAL();
        -- Register the database as an AWR source.
        dbms_awrhub.register_source(
          hub_name => 'HUB_CLOUD',
          source_name => db_src_name,
          hub_mailbox => 'http://the.awr.hub.mailbox.Url.returned.by.the.restUrl',
          mailbox_type => 'OBJECT_STORE',
          mailbox_cred => 'OCI$RESOURCE_PRINCIPAL');
        -- Setup a cache at the source side to upload AWR snapshots via data pump directory.
        dbms_awrhub.setup_source_cache_mailbox(
          hub_name => 'HUB_CLOUD',
          source_name => db_src_name,
          cache_mailbox => 'DATA_PUMP_DIR');
      END;
      /

      ADB-Dでは、次のPL/SQLブロックを使用してソース・データベースをAWRハブに登録します。

      DECLARE
        -- Ask for database source name (max 10 characters).
        -- The value entered must be unique for each database registered to the same AWR Hub.
        db_src_name VARCHAR2(10) := '&SourceName';
      BEGIN
        
        -- Register the database as an AWR source.
        dbms_awrhub.register_source(
          hub_name => 'HUB_CLOUD',
          source_name => db_src_name,
          hub_mailbox => 'http://the.awr.hub.mailbox.Url.returned.by.the.restUrl',
          mailbox_type => 'OBJECT_STORE',
          mailbox_cred => 'AWRHUB_KEY_NEW');
        -- Setup a cache at the source side to upload AWR snapshots via data pump directory.
        dbms_awrhub.setup_source_cache_mailbox(
          hub_name => 'HUB_CLOUD',
          source_name => db_src_name,
          cache_mailbox => 'DATA_PUMP_DIR');
      END;
      /
    4. SQL PlusやSQL Developerなどの任意のSQLエディタを使用して、各ターゲット・データベースでPL/SQLを実行します。

      ソース・データベース名はユーザー指定で、長さは最大10文字です。スクリプトを実行すると、ソース・データベース名を求められます。スクリプトを実行すると、ソースDBからAWRハブにAWRスナップショットがアップロードされます。

      ブロックの実行にはしばらく時間がかかる場合があります。データ転送には最大24時間かかる場合があります。

ソース・データベースの表示

AWRスナップショットをアップロードしているソース・データベースを表示するには、「オペレーション・インサイト」メニューの「AWRハブ」をクリックします

前述のプロセスでデータベースが登録されます。同様に、「データベース情報の登録解除」をクリックして、データベースを登録解除できます。